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JRAマイルCS「幸英明代役」が京都騎乗経験なさすぎ!? マイル女王ジュールポレール「好走条件」は複数あるが……。

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 18日に京都競馬場で開催されるマイルCS(G1)。今年も抜きん出た存在がいないだけにファンの予想も難しいものとなるだろう。

 そんなレースでは、「人気薄のG1ホース」をどう扱うのかも1つのファクターだ。誇張なしで「春のマイル女王」であるジュールポレール(牝5 栗東・西園正都厩舎)は今回、ヴィクトリアマイル馬の割に人気を集めることはなさそうだ。

 当然といえば当然である。今回のライバルたちは安田記念覇者モズアスコット、昨年マイルCS王者のペルシアンナイト、同2着エアスピネル、昨年の皐月賞馬アルアインなど強豪牡馬が集結。ジュールポレールはといえば、4歳以降は一度しか牡馬と対戦していない。割り引きされるのも仕方がないといえる。

 ただその一方で、ジュールポレールが今年のマイルCSで上位確実なアエロリット、先日エリザベス女王杯で悲願のG1制覇を達成したリスグラシューをヴィクトリアマイルで下したのもまた事実である。それだけに「完全無視」ともいかないのが実情だ。

「ジュールポレールの半兄には、2012年マイルCSを制した同厩サダムパテックがいます。武豊騎手久々のG1制覇で注目された馬でもありました。ジュールポレールは父ディープインパクトで『京都マイル』をこなす可能性は十分。初の一線級牡馬との対戦、マイルCSの牝馬成績が振るわないなど不安点はもちろん拭えません。

ただ、14日時点で前日土曜に京都は雨が降る予報となっています。今年のヴィクトリアマイルを筆頭に、稍重以上馬場が渋れば必ず馬券圏内に突っ込んでいるジュールポレールですから『天の恵み』もほしいところです」(競馬誌記者)

 前走府中牝馬S(G2)は4番人気4着に敗戦。好スタートから5番手につけ、直線ではスムーズに抜け出して先頭に立つも、脚を伸ばした3頭に最後交わされてしまった。1着ディアドラ、2着リスグラシュー、3着フロンテアクイーン。実力は牝馬トップクラスのライバルたちだった。

 これまでのレースぶりは操縦性のよさを感じさせるもので、環境によって大崩れすることはなさそうだ。1800mで馬場も良馬場、逃げたカワキタエンカが1000m58.2秒のハイペースで逃げ、タイムはレコードからコンマ1秒差の歴代2位。ジュールポレールの過去戦績を考えても「向いていなかった」レースとはいえそうだ。それで4着ならば上々、という見方も可能である。

 マイルCSで上位に食い込む要素は少しずつ見えてきた。ただ、その上で「最大の問題」が浮上してしまう。

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