GJ > 競馬ニュース > 「レイデオロ弟」  > 2ページ目
NEW

JRA「レイデオロ弟」レイエンダ初重賞制覇の可能性。天下のノーザンファーム「温存」の真意

【この記事のキーワード】, , ,

JRA「レイデオロ弟」レイエンダ初重賞制覇の可能性。天下のノーザンファーム「温存」の真意の画像2

 そして菊花賞へ向かうことはなくここのチャレンジCへ。セントライト記念を勝っていたらその選択肢をあったかもしれないが、上位3頭の中ではこの馬だけが本番に進まなかった。その裏には生産者のキャロットファーム、そして管理する藤沢和雄調教師の影響が大きかったと思われる。

 まず生産者のキャロットファーム。言わずと知れた大牧場でありまさに日本競馬界のトップだ。前述の菊花賞でも1~4着がノーザンファーム生産馬であった。レイエンダも出走していればおそらく好勝負していたことかと予測できるが、18頭中8頭が生産馬という状況の中で、わざわざぶつけることはないという考えも理解できる。

 そして管理する藤沢和雄調教師。11度のJRA最多勝利調教師賞獲得がある名伯楽だが、自身の哲学で「馬に無理をさせない」というものがある。以前より「5歳までに20戦を消化するG1馬が理想」と語っている通り、息の長い馬を育てるためには若駒の時点で無理をさせないという考えの持ち主だ。

 確かに3歳の時点で厳しい長距離レースに耐えられる馬体を持っている馬は多くない。実際に同師もクラシックレースは昨年レイデオロで日本ダービーを制するまで未勝利であった。菊花賞ももちろん未勝利だ。2着で権利を得たにもかかわらずレイエンダを菊花賞に向かわせずチャレンジC、というのもやはりこの「哲学」が影響しているのかもしれない。

 そうして向かった仕切り直しの一戦、このレースでも人気が予想されるが、3連勝中のエアウィンザー、オールカマー3着のダンビュライトなどG3とは思えぬメンバーの濃さ。初となる阪神コースが鍵となりそうだが「阪神は伸び伸び走れるからいいと思う」(藤沢和師)ということで問題もなさそうだ。ここを制して兄と共に走るレースを見ることができれば、我々競馬ファンとしても実に楽しみなことだろう。

JRA「レイデオロ弟」レイエンダ初重賞制覇の可能性。天下のノーザンファーム「温存」の真意のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
  2. C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
  3. 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
  4. 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
  5. 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
  6. 「6戦5勝」の怪物候補が大阪杯(G1)除外危機!? 主戦・川田将雅不在の「代打」にも見限られて崖っぷち…
  7. 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
  8. 千葉ロッテ吉井理人監督「愛馬」がJRAで初出走初勝利! 馬主デビューのきっかけになった母の仔で中央競馬を席巻?
  9. 【ドバイゴールデンシャヒーン(G1)展望】「1年越し」リベンジかかるリメイク!兵庫の雄イグナイター、巨漢ドンフランキーらも虎視眈々
  10. 兄はステイゴールド!スイープトウショウも完封したあの馬は、“みんなの”お母さんに!