真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.12.16 15:25
【有馬記念(G1)展望】武豊オジュウチョウサンVS王者レイデオロ!! 2018年競馬の総決算を制すのは「夢」か「現実」か
編集部
よく「競馬」を人生に例える人がいるが、競馬ほど人生のように「現実」と「夢」がせめぎ合うものが他にあるだろうか。我々のような競馬の虜になったファンは、毎週のように手堅い「現実」を選択しながらも、一方で捨て切れない一獲千金の「夢」を追って一喜一憂する。
サトノダイヤモンドのような何億もする馬が当然のように「現実」を示せば、その一方でキタサンブラックのような常識の測りを超えた「夢」が唐突に出現することもある。2頭は2016年の有馬記念(G1)で激突――歴史的な叩き合いは、クビ差で”現実”が制した。
あれから2年。2018年の競馬を締めくくる有馬記念で、再び「現実」と「夢」の結晶のような2頭が激突する。1年前、この2頭がグランプリで頂点を競うことになることを、一体誰に予測できただろうか。
最強牡馬の自信は揺るがない。いつも日常的、恒久的に”結果”を示し続けるからこそ、それは「現実」と称されるのだ。連勝中の天皇賞馬レイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)と勝利請負人C.ルメールが、全国のリアリスト達にいつも通りの「競馬の現実」を示す。
昨年の日本ダービー(G1)で世代の頂点に立ったレイデオロは、秋のジャパンC(G1)でも当時の現役最強馬キタサンブラックに先着を果たすなど競馬界の将来を担う存在だった。しかし、この春は単勝1.6倍の京都記念(G2)で躓くと、ドバイシーマクラシック(G1)でも4着と完敗……期待された結果を残せずに前半戦を終えたが、早めに休養に入ったことが秋の”復活”につながる。
復帰戦のオールカマー(G2)で同世代の皐月賞馬アルアインとの一騎打ちを制すと、前走の天皇賞・秋(G1)を完勝。好位からまったく危なげなく押し切る「王者の競馬」が帰ってきた印象だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 武豊×藤田晋オーナーの「遅れてきた好素材」がデビュー戦V! シンエンペラー、フォーエバーヤングなどに続く「世代5頭目」、重賞級の出世に期待
- 【皐月賞】戸崎圭太「継続騎乗」で大物とコンビ! 最も勝ちたいレースに「ダービー3勝」トレーナーが援護射撃
- 【マーチS(G3)展望】武豊も困惑「自らブレーキをかけた感じ」で前走惨敗ミトノオー、2戦2勝「得意舞台」に戻って巻き返しへ
- 【毎日杯(G3)展望】C.ルメール×木村哲也「チーム・イクイノックス」の大物VSシンザン記念覇者ノーブルロジャー! 日本ダービー登竜門に素質馬が続々
- 三浦皇成「何もできなかった」絶望の34.6秒。「本当に申し訳ない」リベンジの機会もすれ違い…遠ざかる悲願のG1制覇
- 【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在
- 藤田菜七子「126連敗」で崖っぷち、女性騎手ワースト更新の可能性も…現在の最多連敗は昨年未勝利だったあの若手騎手
- レガレイラか、シックスペンスか…皐月賞(G1)C.ルメールぐらり!? 安藤勝己氏「後ろ髪を引かれる勝ち方」超G1級シックスペンスが受け継いだキタサンブラックらの伝説
- 武豊が惚れた大物3歳牝馬が待望の復帰戦! 福永祐一が「コントレイル以上」と語る父のキャリアと酷似
- JRA 武豊「忖度なし」乗り替わりにファンから同情の声!? 「踏み絵でも踏ませる気か……」蜜月厩舎との疎遠が影響か