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高額化する自転車事故の損害賠償、9500万円も 低額で入れて補償が厚い自転車保険は?

文=編集部
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 最も簡単に加入できるのは、「ドコモサイクル保険」である。申込書を記入する必要はなく、スマホからネットワーク暗証番号と生年月日を入力するだけで手続きが完了する。ただし、ドコモの契約者に限られる。

損害保険会社の自転車保険

高額化する自転車事故の損害賠償、9500万円も 低額で入れて補償が厚い自転車保険は?の画像2共栄火災海上保険株式会社 商品開発部 自動車企画グループ グループリーダー 早川浩史氏

 今年1月、共栄火災海上保険が年間3500円の保険料で、家族全員を補償する自転車保険を4月からスタートさせるとのニュースが流れた。同社の自転車保険は、自動車保険に傷害保険と賠償責任保険を特約として加入できるものだという。

 自転車保険における傷害補償の最大の特徴は、医療保険金の支払い方法にある。通常の保険では、ケガをした場合は、「入院1日当たり何千円」という設定で保険金が支払われるが、自転車保険では部位や症状別に支払い額が決定される。

 例えば、腕を骨折して入院や通院が合わせて5日以上になった場合、一時金で21万円が支払われるといった具合に、治療が終了していなくとも保険金の請求が可能になる。従って治療が長引いたとしても、迅速な支払いを期待できるのだ。

 共栄火災の自転車保険では、医療保険金が支払われるのは自転車の搭乗中に限られるという点が気になるが、そもそも自動車保険の特約なので心配は無用だ。なぜなら自動車保険で補償される人身傷害は、歩行中に自動車にはねられた場合などが家族ぐるみで補償されており、自転車の搭乗中以外の事故時には自動車保険から保険金が支払われるからだ。

 年間3500円という割安な保険料で、家族全員が補償される点は大きく評価できる。ちなみにこの場合の家族とは、被保険者本人、配偶者、同居の親族、または別居の未婚の子が対象だ。個人別の自転車保険には年齢制限があるが、家族であれば年齢制限も関係なくなる。

BusinessJournal編集部

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