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JRA崖っぷちジョッキー関西編~四位洋文・小牧太・鮫島良太・柴田未崎ほか~

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JRA崖っぷちベテランジョッキー関西編~四位洋文・小牧太・鮫島良太・柴田未崎ほか~の画像1

 2019年がスタートして最初の中山・京都開催が終了した。いきなり11勝を挙げてリーディングトップに名乗り出た好調の岩田康誠騎手、8勝をあげて年間100勝ペースの武豊騎手を筆頭に、関東はO.マーフィー騎手がリーディング1位、2位が三浦皇成騎手と意外な顔ぶれが並ぶ。しかしながら現在関西5位のルメールと7位のデムーロは、一週目の金杯週が不在だったのが影響しているだけで、数週間もすればあっという間にトップ争いをしているだろう。

 こんなリーディング上位の賑わいとは別に、例年にも増してベテランジョッキーの影が薄い。外国人騎手や若手騎手の影響で存在感が希薄になっていくのはやむを得ないが、長年競馬を見てきたファンからすれば寂しいところだ。このままいけば騎乗が激減し、進退も危惧される騎手もちらほら見かける。今回はそんな「崖っぷちベテランジョッキー」をチェックしてみたい。まずは関西所属騎手からだ。

 関西は2015年からルメールとデムーロが所属したことで中堅~ベテラン騎手の騎乗機会が激減。池添謙一が騎乗機会を求めて関東を拠点としたこともあったが、それもこの騎乗機会の減少が要因だ。騎手にとって勝率や獲得賞金は重要だが、それ以上に死活問題なのは騎乗機会だ。騎乗さえすれば騎乗手当てがもらえるわけだから、年間0勝であっても騎乗回数が500回もあれば年収は2000万円を優に超える。そして騎乗機会は関係者から「乗ってほしい」という意味も込められており、騎手としては認められたことになるのだ。しかし騎乗機会が減少すれば収入にも直結し、自分の存在意義が問われることにもつながる。もちろん怪我などで騎乗数を減らすこともあるだろうが、それでも年々騎乗回数が減少するのは悪い傾向といえよう。ここ数年の騎乗回数の推移から、今年正念場を迎えるであろう関西所属のベテランジョッキーは以下の通り。

 まずは四位洋文騎手だ。現役でも数少ないダービー2勝ジョッキー。騎乗技術の確かさは言うに及ばず、今年は騎乗回数15回で2勝、連対率は40%の安定度を誇る。しかしルメールとデムーロが不在だった金杯週の騎乗数はわずか3鞍。そして開催3週目終了時点での騎乗数は昨年22に対し今年は約3割減の15と大幅減。年間騎乗回数と勝利数は2007年507回(62勝)→2015年390回(35勝)→2018年311回(18勝)と減少しており、昨年の18勝はデビュー1年目の10勝に次ぐ少なさだ。1月の前年比3割減が1年続くようであれば、騎乗回数は昨年の311から220程度に下がるわけで、厳しい現実といわざるを得ない。さらに以前は年間88の騎乗があった昆厩舎の騎乗も、昨年は25まで減少してしかも未勝利。G1レースの騎乗は昨秋で6度あったが、すべて10番人気以下と低評価の馬ばかり。明らかに関係者のニーズが下がっており、この騎乗依頼の内容が今の四位騎手の現状だろう。

 次に大ベテランの小牧太騎手。昨年6月のレース中に落馬し、ろっ骨を5本骨折するなどの大怪我。約2か月後に復帰を果たし鉄人ぶりを見せつけたが、復帰後はJRAで3勝のみ。約5か月で3勝は明らかに怪我の影響があるだろうが、怪我前を含めても年間8勝は前年の36勝から大幅減。勝率は7.9%→2.2%と下がり、今年も25戦して未勝利。騎乗馬の人気を見ても1~3番人気の騎乗はゼロと、完全に勝負騎手からは除外された印象だ。JRA通算1000勝まで116勝だが赤信号といっていいだろう。51歳という微妙な年齢だが、同じ地方競馬出身の安藤勝己騎手が引退したのは53歳。そろそろ騎手としての終活が始まっているのかもしれない。

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