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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

風邪薬は危険?妊婦は摂取で胎児に脳発達障害の恐れ、排尿増で体温低下も

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
風邪薬は危険?妊婦は摂取で胎児に脳発達障害の恐れ、排尿増で体温低下もの画像1「Thinkstock」より

冷え性に悩んでいる」という人は少なくありませんが、そういう人に限って、体が冷えるようなことを気づかずにしている傾向があります。

 例えば「長湯」。体を温めようとして何十分も、時には1時間以上もお風呂に入るという人がいますが、これは逆効果です。人間の体は常に、生体としての反応をしていますので、温めすぎれば必ず冷やそうとする作用が起きます。これも当たり前といえば当たり前なのですが、気づいていない人が多いのは事実です。

 それに、最近は随分と改善されたとはいえ、お風呂場はやはり冷えます。そして温めすぎた体に水滴をつけたまま脱衣場でウロウロするのは、最も体を冷やす方法です。水滴が蒸発する時に気化熱によって体温が奪われて、体が冷えるのです。冷え性の人は特にですが、そうでない人も湯船から上がったらできるだけ早く、体を拭くのが望ましいですね。

 お風呂から上がった時に体を拭くのにも、理想的な順番があります。背中、手、足、胸、腹、顔の順番で拭くのが、体を冷やさないための有効な方法です。注意すべきは、手や足の指の間をきちんと拭いておくこと。そこに湿り気が残っていると、意外なほどに体を冷やしてしまいます。

湯船に浸かる前の注意事項も

 お湯に入る前に体を湿らす時にも、理想的な順番があります。まず最初に湯船へ両手を入れ、体にこれから入るお湯の温度を知らせます。次に、手で湯をすくって顔を湿らせます。要するに顔を洗うような感じですが、洗う必要はなくて、顔にこれから入る湯温を教えるのです。それから、足先から順に上に向かって湯をかけます。足、太もも、下腹部、上腹部、胸というような順に湯をかけて、最後が背中になるようにします。このようにして、体にこれから入るお湯の温度を知らせてからお湯に入ると、体はショックを受けません。湯温をすんなり受け入れて、短い時間で温まるのです。

風邪薬は危険?妊婦は摂取で胎児に脳発達障害の恐れ、排尿増で体温低下もの画像2

 これはご自分の感覚でということになりますが、七分(時間の7分間ではありません)からせいぜい八分程度温まったと感じたところで湯から出ます。そして、先ほどの順番で体を拭くと、拭き終わった頃に体の芯まで温かさが行き渡ります。

 この方法だと、その後に体が冷えるということがなくゆっくり寝られますが、ただし、お風呂上がりにすぐに床に入るのはよくありません。20~30分程度おいてからお布団に入るのが理想的。というのは、お風呂上がりにすぐにお布団に入ってしまうと、眠ってから温かすぎて布団をはいでしまうことがあるからです。それによって強烈に冷えて風邪をひく、などということがないようにするためにも、お風呂上がりにすぐ床に入らないようにしたほうがいいですね。

 それから、冷え性の人はよく靴下をはいて寝るようですが、これもよくありません。靴下が足の血管を締めつけて血行を悪くし、より冷えるようになってしまうからです。どうしても足が冷えて眠れない、という人は湯たんぽを使うことをお勧めします。それも眠る寸前に、湯たんぽを端のほうに追いやるのがいいでしょう。

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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