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帝王賞(G1)何故「武豊インティ」は沈んだのか。2番手から折り合いを欠き失速「リズムが……」レース後には批判殺到

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 26日に大井競馬場で行われた帝王賞(G1)は、3番人気のオメガパフュームが優勝。鞍上のD.レーン騎手は先週の宝塚記念(G1)に続く、G1連勝となった。なお、2番人気のチュウワウィザードは2着で、なんとか面目を保った格好だ。

 一方、1番人気に支持されたインティにとっては、ダート界の覇権を争うルヴァンスレーヴ、ゴールドドリームが回避した以上、負けられない戦いだった。

 それは単勝2.0倍というファンの期待にも表れていたが、最後の直線で失速しての6着……。レース後、主戦の武豊騎手は「気性的な弱点がある」と唇をかみしめた。

 インティと武豊騎手にとって、このレース最大の懸念は2000mという距離だったに違いない。

 実際にインティの父ケイムホームの産駒はJRAのダート1800mまでで136勝を上げているが、2000m以上ではわずか1勝。1900mでも1勝しているだけと、マイル以上は距離が延びるにつれ、明らかに成績が下降している。

 そういった中、豊富な経験を持つ武豊騎手がどういったレースをするのかが1つの焦点となっていたが、レースはシュテルングランツがハナを切る展開。インティは2番手からの競馬を強いられることとなった。

 

馬の気持ちを重視させるべきだった?

「シュテルングランツは前走の大井記念でもハナを切っていたので、インティとの主導権争いはある程度予想できました。ですが、武豊騎手が『引っ掛かって折り合いがつかなかった』と振り返っていた通り、道中でインティが口を割っていたのは予想外でした。

インティがあっさり番手からの競馬を選んだこともあり1000m通過61.2秒。昨年の59.9秒よりもかなり遅いペースでしたが、これでかえってリズムが狂わせたのかもしれません。

2番手という“余所行きの競馬”で折り合いを欠き、最後の直線で失速したこともあって、レース後には関係者から『あれなら、馬の気持ちを重視して行かせた方がよかったんじゃないか』という意見も。

武豊騎手も『自分のリズムで運べたときは強いんだけど、今日みたいに前半から夢中になって走ったら脆さが出た』と話していた通り、競馬のリズムが崩れてしまったことが最大の敗因だと思います」(競馬記者)

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