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2019.08.21 18:35

JRA池添謙一「ブラストワンピース・ショック」から逆襲の菊花賞(G1)獲りへ!ゴドルフィンが認める世界的良血馬に「長丁場が合ってる」
編集部
大きな、大きな「ハナ差」だった。
17日に札幌競馬場で行われた札幌日刊スポーツ杯(1000万下、芝2600m)。ゴール前、ハナ差の大接戦を制したのは、“異色”の3歳馬ヒーリングマインド(牡3歳、栗東・松田国英厩舎)だった。
「長丁場は合っていますね」
11頭立てで行われた芝2600mのレース。スタートでやや出負けしたヒーリングマインドは後方から。フレンドミラクルが大逃げを打つ縦長の展開の中、内々を通って、じょじょにポジションを上げていく。最後の直線では、粘り込みを図ったサトノシャークをハナ差で捉え、貴重な3勝目を飾った。
「道中リズムよく行けて、折り合いも問題なかった」
鞍上の池添謙一騎手は、ヒーリングマインドの長距離適性を高く評価。「手前の方向にモタれるところがあった」と課題もあるが、その分大きな上積みも見込めるはずだ。
「菊花賞を使いたくてここへ」と話していた松田国英調教師は、貴重な賞金を上積みできたことで「どこかで1回使って、セオリー通りに向かいたい」と菊花賞(G1)への参戦プランを発表した。
「デビュー前から松田調教師が『モノが違う』と話していたヒーリングマインドですが、ようやく軌道に乗ってきました。この日は大外枠の発走でしたが、折り合いもしっかりついていましたし、道中の自在性も優秀。如何にも、菊花賞向きという印象です。
これで賞金的にも、ほぼ出走が確実になりましたし、仮に距離短縮のトライアルで負けても、本番でもう一度見直したい存在になりそうです」(競馬記者)
ヒーリングマインドは2002年のダービー馬で、ウオッカの父としても知られるタニノギムレット産駒。だが、登録上はマル外という“異色”の経歴の持ち主だ。
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