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パチスロ打ちにとって「永遠のテーマ」……【濱マモルの のほほんコラム~落ちたコイン~】

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 パチスロを打っていると、コインを床に落としてしまうことがある。コインを握り過ぎた時、突然のボーナス告知で驚いた時、打ちながら寝てしまった時、いい歳だからヤメようと考えていながらもついついクセでカチ盛りをしてしまった時などなど、そのタイミングは様々。

 自分の足元に落ちたならば頃合いを見て拾えばよいが、これが隣人エリアまで転がってしまった場合、というかむしろ隣人のコインが転がってきた場合はどうすればよいだろうか。これは「パチスロ打ちにとって永遠のテーマ」ともいえる。

 たかが20円、されど20円である。コインの貸し料は概ね1枚20円。この金額ならば「うまい棒」が2本買えるし、9歳の息子が好物とする「蒲焼さん太郎」も2枚買える。

 全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手が試合中に食べていたことで一躍脚光を浴びた「タラタラしてんじゃねーよ」は50円なので3枚必要だが、まぁそれはともかく、スーパーへ買い物へ行った際、「○○円までお菓子を買っていいよ」と告げると必死に勘定しながらその蒲焼さん太郎を何枚買うか悩んでいる息子の姿を見ると、親としては1枚のコインも無駄にできない。

 それだけに、人様が落としたコインに対しても過敏になってしまっているのである。

 20年以上前、横浜のお世辞にもガラの良いとはいえない某所に大好きな「ウイリーチャンプ」があるからと通い詰めていたら、靴の底に両面テープを張り付けて床に落ちたコインを奪い取るじいさんを目撃した。

 その集めたコインで食料品に交換するのか、はたまたスロを打つのかは分からないが、それを幾度となく目の当たりにしたアタシは「そんな輩にコインを渡してなるものか」と、落ちたコインは必ず拾うようにしていた。

 中には「落ちたコインに運気はない」と拾わない人もいるようだが、そんなじいさんのセイで、すぐさま拾うのが習慣化しているのも事実だ。

 それゆえ、我がテリトリーに転がってきた人様のコインが気になって仕方がないのである。拾って渡すべきか、それとも落とした人が拾いやすいようにフラリと席を立つべきか。

 どうすればスマートなのかを常日頃悩んでいたところ、不覚にも自分自身がコインを転がしてしまった瞬間に答えが見付かった。

 隣人の青年は、アタシがコインを落としたことを確認すると無言で下皿からコインを1枚掴み、こちらの下皿へイン。その流れで、自身の足元にあるコインを拾った。

「何それ、カッコ良過ぎるでしょ」。その刹那、いい意味で鳥肌が立ったし、正直、アタシが女性だったならば一夜を共にしてもよいとも考えた。

 目からウロコとはまさしくこのことであり、感動しながらも平静を装って礼をすると、軽く左手を上げるのみ。「アナタは銀幕スターですか?」。その立ち振る舞いは金を取れるレベルの完璧さであり、以来、アタシはそれをマネするようにしたわけだが、最近、足繁く通うホールには大きな分煙ボードがある。

 相手の下皿にコインを1枚投げ入れるべく分煙ボードを動かすと決まってビックリされ、いまだスマートにコインを渡せてはおりません。風貌の問題なのかなぁ。

(文=濱マモル) 

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