パチンコ「名機」復活のウワサ……美技に酔いしれたい! 業界を取り巻く“役物”の動向に大注目!!
パチンコ『CR天龍∞』が異例の大ヒットを記録したのが記憶に新しいマルホン。「天龍」は2017年に登場し、翌年には『CRシャカリーナ』という硬派な「天龍」とは正反対のマルホン成分あふれるコミカルな権利物をリリースするなど、近年、役物機に力を入れている。
最近発表された『P鳳凰∞』もそのひとつだが、そんな役物機関連である噂が囁かれている。『ファインプレー』のシリーズ最新作について、である。実現すれば2014年に登場した『CRAファインプレーSP』以来のシリーズ機の登場となる。
『ファインプレー』といえば、羽根物界に君臨する名機中の名機。これまで、初代から『スーパーファインプレー』、『CRAスーパービジョンファインプレー』、『CRビッグファインプレー』、『CRAファインプレーSP』と5作が発売され、兄弟機を合わせると10機種もの関連機種がホールに導入されていることになる。
ゲーム性はほぼ変わることなく受け継がれ、初代から数えれば20年もの間、世代を超えて支持されてきたのである。
回転ドラムと可動Vと磁石、魔法を生み出すトリプルA役物は色褪せないのである。最新作でもファインプレーのDNAは継承される、とは思うが、羽根物、というか役物機にまつわるメーカーの空気は周囲の熱気よりポジティブなものではないかもしれない。
というのも、役物を積んだ機種は過去の実績、売れた売れないはもとより、攻略やゴトの被害にあわなかったセキュリティのしっかりしたものにどうしても頼ってしまう傾向もある。
最近情報が解禁された『Pホー助くん』が良い例である。権利物として一時代を築いたあの名機でさえ、役物構造の変更を余儀なくされるのである。
もうひとつの不安な例として挙げられるのが『PA怪盗おそ松さん』。今年の2月に行われた「みんなのパチンコフェス」にて試打機が用意されたこの羽根物。検定も通過しているのに、いまだにリリースがないというのが気にかかる。
メーカーの販売戦略として時期を見ている、様子をうかがっている、のであればいいのだが、「実は……」といったような事情でお蔵入りの可能性も十分ありうる話である。
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