様々な変化を遂げてきたパチンコ機。最新技術によって鮮明な画像を提供し、派手な演出を実現するなど多彩な仕様に進化してきた。

　かつては単純だったリーチも、現在は様々なバリエーションが存在。完成時に液晶の大部分を覆う巨大な役物や、立体的に動くギミックが遊技を大いに盛り上げている。

　人間の五感に訴えかける派手な演出は、現在の主流と言っても大袈裟ではないだろう。

「出玉感を重視するユーザーは多いですが、映像やギミックの動きなどを評価する方も少なくありません。インパクト抜群な筐体だからこそ表現できる臨場感は、ユーザーの興奮や感動を高める効果があると思いますよ。

賛否両論なように『過激になりすぎている』という意見もありますが……。パチンコを、より楽しいエンターテインメントにしていると言えるのではないでしょうか」（パチンコ記者）

　出玉規制などの影響でユーザー離れが囁かれている状況で、演出面の向上を目指す姿勢は重要だろう。サンセイR&Dが発表した新筐体「ライジングサンセイ」など、斬新な仕様は大きな反響を得たが……。

　登場が待たれていた超ド級「インパクト機」に動きが!? カジノ（ラスベガス）を彷彿とさせる「衝撃筐体」の降臨を予想する声が目立つようになってきた。

　コナミアミューズメントの『Pミリオンヴィーナス』。「PRIME Project（プライムプロジェクト）」として登場したパチスロは、カジノを彷彿とさせる「巨大ルーレット役物」を搭載していた。「ルーレット×パチスロ」という斬新な仕様は、かつてないゲーム性を実現したと言えるだろう。

そんな衝撃マシンを導入した同社は、パチンコ版「ルーレットマシン」を発表。その仕上がりに対し「衝撃はパチスロ以上！」といった声も上がっていたが……。

「公開されていたPVでは『全てのぱちんこファンに物理抽選の楽しさを…』と紹介。本物のルーレットマシンのように、玉の動きに一喜一憂できる仕上がりである可能性が高く『早く打ちたい』『これは絶対に面白い』と早い段階より話題になっていました。