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JRA「凱旋門賞帰りは『NG』」時代の終焉? ブラストワンピース、キセキ、フィエールマン陣営が見せた技術力
26日、中山競馬場で行われたAJCC(G2)は1番人気のブラストワンピース(牡5歳、栗東・大竹正博厩舎)が優勝。一昨年のグランプリホースの貫禄を見せつけた。
「ここではやはりグランプリホースですから『能力が違うな』というところ」
レース後、鞍上の川田将雅騎手がそう話した通り、まさに貫禄勝ちだ。好スタートから好位につけたブラストワンピースは最後の直線でステイフーリッシュとの競り合いを制して、昨夏の札幌記念以来の勝利。正攻法の競馬で実力の違いを見せつけた。
「昨年、残念な結果で凱旋門賞(仏G1)から帰ってきて『今回どういう競馬ができるのか』っていうところが一番最初に大事なところであったんですけど、これだけの内容と結果を伴って、今年をスタートすることができました」
見事な走りで2020年の始動戦を飾ったブラストワンピース。そのパフォーマンスも然ることながら、注目したいのは川田騎手が話した「凱旋門賞帰り」という点だ。
「凱旋門賞帰りは『NG』――」
これまで数々の日本のトップホースが挑戦し、その厚い壁に阻まれているフランスの凱旋門賞。慣れない海外遠征の上に、日本ではそうそう経験できない欧州特有の重い馬場。レース後に故障を発生して引退に追い込まれた馬もおり、大きなダメージが今後の競走生活に影響を及ぼした例も少なくない。
日本馬にとっての凱旋門賞挑戦は絶大な栄誉を懸けた、まさにハイリスク・ハイリターンというわけだ。
「最近では2016年の日本ダービー馬マカヒキや、その翌年に挑戦した菊花賞馬サトノダイヤモンドが凱旋門賞後に大きく調子を崩し、『かつての輝きを失った』と評されるまで低迷しました。
特に、この2頭のように凱旋門賞で大敗を喫した日本馬のダメージは深刻で、復帰戦に慎重な姿勢を見せる競馬ファンは少なくないですね。昨年挑戦したブラストワンピースらも、そのダメージを心配する声があったんですが……」
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