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JRA「アーモンドアイ級」豪脚炸裂! ルメール「絶対重賞イケる」サトノウィザードが驚異的なパフォーマンスで完勝

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 まさに、アーモンドアイを彷彿とさせるような「豪脚」だった。

 先月29日、阪神競馬場で行われた8R(1勝クラス)は、1番人気のサトノウィザード(牡4歳、栗東・松田国英厩舎)が優勝。驚異的な上がり3ハロン32.5秒の末脚で、単勝1.9倍の支持に応えた。

 開幕当日の良好な馬場で「遅れてきた大物」が、気持ち良さそうにライバルたちを撫で切った。

 10頭立てで行われた芝1800m。後方からレースを進めたサトノウィザードは、最後の直線で外に持ち出されると、驚異的な末脚で一気に先頭へ。最後は流してゴールする余裕の快勝劇だった。

 まさに他馬が止まって見えるような強烈な決め手だった。1000m通過は63.6秒の超スローペース。開幕週の馬場も手伝い、前にいた馬が圧倒的に有利な展開だ。実際に逃げたマルモネオフォースが2着、2番手追走のテンノカガヤキが3着、3番手だったピノクルが4着と、絵に描いたような“行った行った”の競馬になるはずだった。

 しかし、上がり3ハロンを33.4秒で走った逃げ馬マルモネオフォースを32.5秒の末脚で差し切ってしまうのだから、ライバルたちはお手上げだ。このレースを迎えるまで6戦1勝だったとは思えないくらい、サトノウィザードのパフォーマンスは圧巻だった。

「凄い末脚でしたね。先週は阪急杯(G3)などレベルの高いレースも行われた阪神開催でしたが、上がり3ハロンを32秒台で上がったのはサトノウィザードだけでした。

超スローペースだったことや、速い上がりの出やすい外回りコースだったこともありますが、それでもこの勝ちっぷりは評価すべき。元々、期待の高い良血でしたが、昨春には左前脚を痛めるなど出世が遅れていた馬。先々が楽しみな内容です」(競馬記者)

 記者がそう期待を込める通り、一昨年秋の新馬戦では2018年のダービー馬の全弟カントルと人気を分け合ったほどの期待馬。デビュー戦を快勝した若駒S(L)では、世代トップクラスのヴェロックスを差し置いて1番人気に推されていた。

 しかし、若駒Sでヴェロックスの2着に敗れると、続くつばき賞(500万下)のレース中、左前脚に外傷。幸い軽傷だったが、そこから勝ち切れないレースが続いていた。

 母は2009年のローズS(G2)で、後の秋華賞馬レッドディザイアを破って優勝。そこにアーモンドアイやサートゥルナーリアを送り出した父ロードカナロアとくれば、期待は自然と高まる。

「最後の直線で鞍上の福永祐一騎手が外に出すまでに、かなり手間取っていましたので実質、最後の2ハロンの競馬。逆にそれで末脚が溜まった面もあるかもしれませんが、外に持ち出されてからは他馬が止まって見えるような末脚でした。

現時点で同じロードカナロア産駒のアーモンドアイと比べるのはかわいそうですが、それでも一瞬の切れなら、上(のクラス)に上がっても十二分に通用すると思います」(別の記者)

 実際に3歳春にはC.ルメール騎手から「重賞(勝ち)まで絶対にいける馬」と高評価を受けていたサトノウィザード。その競馬ぶりと同じく、豪脚一閃――遅れてきた大器が世代の勢力図を一気に塗り替えるか。

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