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JRA同世代サートゥルナーリア斬りへロードマイウェイ本格化! 金鯱賞(G2)ハーツクライ、ジャスタウェイに連なる「晩成の血」覚醒か!?
15日、日曜中京のメインレース金鯱賞(G2)は、今年初戦となるサートゥルナーリアの話題で持ち切りだが、昨年の国分寺特別(3歳上、1勝クラス)から5連勝でチャレンジC(G3)を制して勢いに乗るロードマイウェイ(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)も打倒サートゥルナーリアに向け、爪を研いでいる。
故・野村克也監督が、「王や長嶋がヒマワリなら自分は月見草」と例えた話は有名だが、ロードマイウェイとサートゥルナーリアがこれまで歩んできた道のりもまた、「陰と陽」といえるかもしれない。
2歳でG1・ホープフルSを制し、直行した皐月賞を勝利したサートゥルナーリア。苦手とされる東京の日本ダービー(G1)、秋の天皇賞(G1)では力を発揮できなかった。だが、暮れの大一番となる有馬記念(G1)では昨年の年度代表馬リスグラシューの2着と改めて世代NO.1の評価に違わぬポテンシャルの高さを証明。今回の金鯱賞も主役として出走する。
一方で同じく4歳のロードマイウェイはデビュー戦を4着に敗れ、若駒S(L)でもヴェロックスの6着に終わり、クラシックへの夢は断たれた。サートゥルナーリアが皐月賞を勝ったとき、自身はまだ500万下(当時)の条件馬に過ぎなかった。すでに華々しい活躍を見せていた「ライバル」とは正反対の裏街道を歩んでいたといえよう。
転機が訪れたのは昨年6月の国分寺特別だった。それまでは前で競馬をしては差され、後ろから競馬をしては伸び切れないもどかしいレースぶりを繰り返していた馬が、それまで見せたことのない33秒台の切れで快勝したのである。過去に上がり最速はあってもいずれも35秒台と特筆すべきものではなかった中で、明らかに別馬のパフォーマンスだった。
思い起こせば、父のジャスタウェイも初のG1制覇を遂げた秋の天皇賞まではG3すら勝ち切れないようなもどかしい成績だった。父は秋の天皇賞勝利後も安田記念まで4連勝を決めたように晩成型だったハーツクライの血の覚醒が、大きく作用した可能性は高い。
そしてハーツクライ、ジャスタウェイと繋がるロードマイウェイもまた、同じく覚醒したと考えると、近走の5連勝にも納得がいく。
祖父はG1・2連勝、父はG1・3連勝、勢いに乗ると連勝するのがこの血筋の特徴である。5連勝の中にはライバル・サートゥルナーリアが苦手としている東京コースの2勝も含まれる。東京ではないとはいえ、中京も同じく左回りなら付け入る隙は十分にあるだろう。
同期のスター・サートゥルナーリアは、G1を狙う今のロードマイウェイの力を試す絶好の相手となる。
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