JRA 4月来日予定D.レーン「僕だけのものにさせてください」ブレイク必至・富田暁騎手の気になるオーストラリアでの経験
富田暁騎手がオーストラリアに長期武者修行で渡って、早7カ月が経つ。
この武者修行の立役者は、短期免許で来日して日本でもおなじみのオーストラリア人・D.レーン騎手と言っても過言ではないだろう。同騎手にお世話になる厩舎を紹介してもらい、さらに自宅に住ませてもらっている(2月以降はメルボルンからアデレードへ拠点を移したため、現在は引っ越して同居していない)。
レーン騎手は昨年初来日し、春秋グランプリ制覇をはじめとしたG1・3勝をマーク。驚異の勝率.304を記録し、日本で大旋風を巻き起こした。またオーストラリアでも、コーフィールドC(G1)、コックスプレート(G1)で日本馬を勝利に導いた若き天才騎手だ。
武者修行中の富田暁騎手が『netkeiba.com』のコラムでユーザーからの質問に答えている。その中でも最も多い質問は、やはり元「同居人」レーン騎手についてだ。
レーン騎手について富田騎手は、まず「ありがとうと言いたい」と話している。日本であいさつをする程度の関係だったにもかかわらず、同居させてくれたことに「僕だったら、たぶん無理……(笑)」と感謝している。
そして一緒に住んで、競馬に向かう「姿勢」や「準備」が変わったと話している。トップジョッキーを間近に見ることで、意識の高さを感じ自分を見つめ直すことができたようだ。
今年デビュー4年目の富田騎手にとって、海外競馬の経験を積むと同時にトップジョッキーが身近にいて色々と吸収できる環境は、一石二鳥の武者修行に違いない。引き続きオーストラリア、そして日本帰国後の活躍が期待される。
実際に、2017年11月から約1年間オーストラリアで武者修行を行った坂井瑠星騎手は帰国後ブレイクを果たした。
昨年、3月のフィリーズレビュー(G2)を12番人気ノーワンで勝利し重賞初制覇。その後も、京都大賞典(G2)をドレッドノータス、中日新聞杯(G3)をサトノガーネットと、人気薄で重賞3勝の大ブレイクとなった。
坂井騎手はオーストラリアの経験で、「ポジショニング」が騎乗技術の中で一番進歩したと語っている。多頭数で行われるオーストラリアの競馬は、ロスなく内を回ること、そして馬群の捌き方が重要になるからだ。
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