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【高松宮記念】JRA歴代最強のスピード王は? サクラバクシンオー、ロードカナロア、ビリーヴ、カレンチャン、ファインニードル、それとも?

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【高松宮記念】JRA歴代最強のスピード王は誰だ? サクラバクシンオー、ロードカナロア、ビリーヴ、カレンチャン、ファインニードル、それとも?の画像1

 今週は春の短距離王決定戦となる第50回高松宮記念(G1)が行われる。日本ダービーや有馬記念、天皇賞などと比較して、JRAの短距離路線は歴史が浅い。今年で87回目を迎える日本ダービーに対し、スプリンターズSはまだ54回、そして高松宮記念は1200mのG1レースとなってから24回目だ。それでも、その歴史の中でJRA史に残るスピード自慢は数多くいる。

今回は、そんな歴史に残る短距離王を紹介しよう。

 JRAの短距離路線が確立されたのは、やはりスプリンターズSがG1レースに格上げされた1990年以降だろう。その中で特に印象に残っているのは、まずサクラバクシンオーか。

 同馬は4歳と5歳にスプリンターズSを連覇。芝1200mは7戦6勝で重賞4勝、唯一の敗退は3歳時に挑戦したスプリンターズSであり、古馬になってからは無敗。さらに1400mは4戦4勝であり、1200~1400mでは11戦10勝という強さだった。同馬が記録した1分7秒1はレコードタイムだが、後続に4馬身差を付けて最後は抑える余裕もあった。最後まで全力で追えば1分6秒台を記録しただろう。なおスプリンターズSで史上初の1分6秒台が飛び出したのは、それから18年後の2012年ロードカナロア。当時と今では馬場が違い、しかもサクラバクシンオーが走った時は、有馬記念の1週前という暮れの12月開催。今の9月開催と比較して馬場も荒れており、そこで記録した1分7秒1の価値は非常に高いといえる。

 そして高松宮記念が1200mのG1レースとして行われるようになり、両方のG1レースを勝利した名スプリンターも誕生している。フラワーパーク、トロットスター、ビリーヴ、ローレルゲレイロ、カレンチャン、ロードカナロア、ファインニードルの7頭だ。また高松宮記念2勝をキンシャサノキセキ、スプリンターズS2勝をレッドファルクスが記録している。これらの馬も当然JRA史に残る短距離王だ。

 また近年は芝の短距離路線で香港勢が存在感を増しており、スプリンターズSはサイレントウィットネスとウルトラファンタジーの2頭、高松宮記念はエアロヴェロシティが勝利。少ない遠征馬にも拘わらず、3勝という実績はレベルの高さを認めざるを得ない。特に暮れの香港スプリントは世界中のスピード自慢が顔を揃える大一番として定着している。

 その香港スプリントで連覇を達成したロードカナロアの存在は圧巻だ。

 同馬は国内外で芝1200mのG1レースを5勝しており、これは日本馬では歴代最多。この記録を上回るのは並大抵のことではなく、実績でロードカナロアを上回るのは至難の業といっていいだろう。スプリンターズSを2回、高松宮記念1回、香港スプリント2回、おまけに安田記念も勝利してG1を6勝。芝1200m戦で13戦9勝2着3回3着1回とほぼ完璧な成績で、芝1400mを加えても15戦10勝2着4回3着1回とすべて馬券圏内。サクラバクシンオーに劣らない安定した成績を収めている。

 この2頭と、前述のスプリントG1を2勝しているフラワーパーク、トロットスター、ビリーヴ、ローレルゲレイロ、カレンチャン、ファインニードル、さらにキンシャサノキセキとレッドファルクスの成績(芝1200m戦)と比較してみると、やはりその差は歴然だ。


■芝1200m戦の勝利数と勝率

フラワーパーク  (10戦 4勝・勝率 40.0%)
トロットスター  (14戦 5勝・勝率 35.7%)
ビリーヴ     (18戦10勝・勝率 55.5%)
ローレルゲレイロ ( 11戦 2勝・勝率 18.1%)
カレンチャン   (14戦 7勝・勝率 50.0%)
ファインニードル (19戦 9勝・勝率 47.3%)
キンシャサノキセキ(14戦 5勝・勝率 35.7%)
レッドファルクス ( 8戦 4勝・勝率 50.0%)

ロードカナロア  (15戦 11勝・勝率 73.3%)
サクラバクシンオー( 7戦 6勝・勝率 85.7%)


 この成績を比較すれば一目瞭然、1200m戦ではやはりサクラバクシンオーとロードカナロアが抜けている。勝率で約70%のロードカナロア、そして85%を超えるサクラバクシンオー。些細なミスが致命的な短距離戦で、これほどの安定した成績は見事というほかない。もちろんこの2頭以外の馬も素晴らしい実績を持っているが、この2頭は引退レースでG1を圧勝するなど最後まで底を見せておらず、1200m戦での実績とインパクトはこの2頭に及ぶ馬はいない。

 結論。最終的にサクラバクシンオーとロードカナロアに絞られる。しかし、ここから先は甲乙つけがたく、1頭だけを選ぶのは困難。というわけで、JRA史に残る短距離王はサクラバクシンオーとロードカナロアの2頭で締めくくりたい。

 ちなみにサクラバクシンオーは種牡馬として、高松宮記念馬ショウナンカンプとビッグアーサーを輩出。ロードカナロアはアーモンドアイやサートゥルナーリアといった実績馬を輩出しているが、父として1200mのG1レースはまだ未勝利。今週の高松宮記念で産駒ダノンスマッシュが父親に続いてG1馬となれるか。この高松宮記念は様々な意味で目が離せないレースとなりそうだ。

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