GJ > 競馬ニュース > 確変デムーロが連荘突入!?
NEW

JRA桜花賞(G1)「確変」M.デムーロが連荘突入!? クラヴァシュドールの状況は4年前の覇者ジュエラーそっくり……

JRA桜花賞(G1)「確変」M.デムーロが連荘突入!? クラヴァシュドールの状況は4年前の覇者ジュエラーそっくり……の画像1

 12日、阪神競馬場で桜花賞(G1)が行われる。2歳女王のレシステンシアが前哨戦で敗れ、混戦模様の牝馬クラシック1冠目を手にするのはどの馬だろうか。

 チューリップ賞(G2)でレシステンシア(3着)に先着したクラヴァシュドール(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)も有力視される1頭だ。前走は、最内枠から逃げたレシステンシアを見る形で先行策。4番手のインをロスなく追走して直線に向くと抜け出しを図ったが、勝ったマルターズディオサにハナ差届かず2着に敗れた。

 1週前追い切りでは、栗東CWコースで併せ馬を敢行。6F82秒0-1F11秒9をマークした。休み明けをひと叩きされ、動きは明らかに上昇気配を感じるものだった。

 これまで4戦して成績は「1-2-1-0」と勝ち鞍は新馬戦のみ。1勝馬による桜花賞制覇なら2016年のジュエラー以来、4年ぶり史上8頭目となる。過去7年だけを見ると、ジュエラー以外にアユサン(2013年)とレッツゴードンキ(2015年)が1勝馬として桜花賞を制するなど、1勝馬とはいえ、軽視すべきではないだろう。

 4年前に桜花賞を制したジュエラーとクラヴァシュドールには「1勝馬」という以外にも幾つかの共通点がある。

 鞍上がともにM.デムーロ騎手で、前哨戦のチューリップ賞をハナ差2着に敗れている。他にも、重賞で牡馬相手に接戦を演じた戦歴も共通している。ジュエラーはデビュー2戦目のシンザン記念(G3)でロジクライの2着、クラヴァシュドールはデビュー2戦目のサウジアラビアRC(G3)で皐月賞でも有力視されるサリオスの2着に入っている。

 クラヴァシュドールにとって、鞍上デムーロ騎手の存在は追い風となりそうだ。デムーロ騎手は5日、ラッキーライラックを大阪杯(G1)優勝に導き、波に乗っている。中央のG1制覇は昨年5月のオークス以来。「いったん波に乗れば手が付けられないタイプ」といわれて久しいが、今週の桜花賞でも期待できるのだろうか。

「(昨年の)オークスを最後に中央のG1制覇からは遠ざかっていましたが、それはエージェント変更によって馬の質が落ちたから。大阪杯では強い馬に乗って、強い勝ち方を見せてくれました。久々のG1勝利が起爆剤となって、一気に上昇カーブを描いてもおかしくないでしょう。ラッキーライラックとは2度目のコンビでしっかりと力を引き出しました。クラヴァシュドールとも今回が2度目。前走以上の力を引き出せば、勝ち負けになると思いますよ」(競馬記者)

 そのデムーロ騎手は前走後に「いい経験ができたし、この状態でいけるようなら」と手応えを口にしている。先週の大阪杯優勝で“確変モード”に突入したデムーロ騎手。クラヴァシュドールで2週連続G1制覇に挑む。

JRA桜花賞(G1)「確変」M.デムーロが連荘突入!? クラヴァシュドールの状況は4年前の覇者ジュエラーそっくり……のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊×藤田晋オーナーの「遅れてきた好素材」がデビュー戦V! シンエンペラー、フォーエバーヤングなどに続く「世代5頭目」、重賞級の出世に期待
  2. 【皐月賞】戸崎圭太「継続騎乗」で大物とコンビ! 最も勝ちたいレースに「ダービー3勝」トレーナーが援護射撃
  3. 【マーチS(G3)展望】武豊も困惑「自らブレーキをかけた感じ」で前走惨敗ミトノオー、2戦2勝「得意舞台」に戻って巻き返しへ
  4. 【毎日杯(G3)展望】C.ルメール×木村哲也「チーム・イクイノックス」の大物VSシンザン記念覇者ノーブルロジャー! 日本ダービー登竜門に素質馬が続々
  5. 三浦皇成「何もできなかった」絶望の34.6秒。「本当に申し訳ない」リベンジの機会もすれ違い…遠ざかる悲願のG1制覇
  6. 【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在
  7. 藤田菜七子「126連敗」で崖っぷち、女性騎手ワースト更新の可能性も…現在の最多連敗は昨年未勝利だったあの若手騎手
  8. レガレイラか、シックスペンスか…皐月賞(G1)C.ルメールぐらり!? 安藤勝己氏「後ろ髪を引かれる勝ち方」超G1級シックスペンスが受け継いだキタサンブラックらの伝説
  9. 武豊が惚れた大物3歳牝馬が待望の復帰戦! 福永祐一が「コントレイル以上」と語る父のキャリアと酷似
  10. JRA 武豊「忖度なし」乗り替わりにファンから同情の声!? 「踏み絵でも踏ませる気か……」蜜月厩舎との疎遠が影響か