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JRA「牝馬の福永祐一」は過去の栄光!? 「桜花賞(G1)13連敗中」もミヤマザクラを“買いたい”理由

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 桜花賞(G1)2勝の福永祐一騎手が15年ぶり3度目の「桜戴冠」を狙う。今年のパートナーは、前走初コンビでクイーンC(G3)を制したミヤマザクラ(牝3歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。

 昨年8月、札幌芝2000mの未勝利戦を衝撃のレコードタイムで勝ち上がったミヤマザクラ。続く京都2歳S(G3)では唯一の牝馬ながら、優勝したマイラプソディから2馬身差の2着に健闘した。年が明けて2月のクイーンC。ミヤマザクラは、大逃げを打ったインザムービーから離れた2番手につけると直線力強く抜け出し、追い込んだマジックキャッスルをクビ差しのいだ。

 福永騎手は「長くいい脚を使って押し切ってくれた。初めてのマイルとは思えないくらい上手に対応してくれたと思います」と、初騎乗となった前走の内容に手応えを感じた様子だ。

 8日(水)の最終追い切りでは、栗東坂路で4F52秒8-12秒0をマーク。しかし、ある競馬誌ライターはミヤマザクラの不安点を次のように話した。

「最終追いは、時計こそ合格点でしたが、調教で動く馬だけに僚馬に1馬身遅れたことはプラスとは言えませんね。福永騎手はこの馬の長所として『パワーとスピードの両方が備わっている』と高い評価を与えていますが……。肝心の福永騎手が、ここ数年牝馬に乗って結果を残せていないのも気になります」

 かつて競馬界には「牝馬の福永」という格言が存在した。1996年にデビューした福永騎手。初めてのG1制覇がデビュー4年目の桜花賞だった。1999年にプリモディーネとのコンビで悲願を達成。その後はダイワエルシエーロ、ラインクラフト、シーザリオなど数多くの牝馬をG1制覇に導いてきた。

 福永騎手は、デビューから2011年までの16年間でG1を15勝したが、実にそのうちの10勝が牝馬とのコンビだった。しかし、それ以降は一転、牝馬とのコンビでは結果が出ていない。2012年以降のG1勝利は「10」に上るが、牝馬でのG1制覇はヴィヴロスで制した2016年の秋華賞のみだ。

 牝馬でのG1成績は2011年までが「10-5-10-57」。12年以降は「1-1-4-39」とその差は歴然。「牝馬の福永」という格言は、もう過去のものとなっている。

 これまで桜花賞では99年プリモディーネと2005年ラインクラフトで2勝している福永騎手。06年以降は13戦して未勝利だが、4度の3着がある。その4レースでは、いずれも人気薄の伏兵馬を3着に持ってきていることは覚えておきたい。

【福永祐一騎手、桜花賞3着、2006年以降】
 2009年 ジェルミナル(5番人気)
 2010年 エーシンリターンズ(11番人気)
 2013年 プリンセスジャック(14番人気)
 2016年 アットザシーサイド(6番人気)

 ミヤマザクラはクイーンC経由ということもあって、伏兵的な存在だ。G1初制覇を飾った思い出の桜花賞で久々に「牝馬の福永」は炸裂するだろうか。

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