GJ > 競馬ニュース > 社台 VS デアリングタクト  > 2ページ目
NEW

JRA社台グループにダブルショック!? 「1200万円」デアリングタクト桜花賞優勝で失ったものと、繰り返されたジャングルポケットの二の舞

 1億3500万円の最高落札額であるワイルドラズベリーの2017(ミッキーラズベリー)は、デビュー戦が1番人気14着、2戦目も3番人気6着で未勝利と暗雲が漂っている。同じく1億円超えのサファリミスの2017(ミッキーローズ)も4戦して未勝利。ノーザンファーム関連の生産馬である落札上位4頭は、1億円馬2頭を含め現時点で未勝利と散々な成績だ。

 ただ桜花賞3着のスマイルカナも同セール出身馬。落札価格は5600万円と牝馬にしては高額だが、デアリングタクトには完敗だった。

 落札価格3200万円のシャインガーネットはファルコンS(G3)を勝利しており、桜花賞を回避して向かうNHKマイルカップに期待が高まる。

 ちなみにデアリングタクトの母デアリングバードの母である、デアリングハートの産駒も社台ファームから上場され3000万円で落札されているが、入厩したばかりでまだデビューできていない。すでに大きな差が付けられているといっていいだろう。

 まとめると、桜花賞出走はスマイルカナ1頭。重賞勝ちはスマイルカナとシャインガーネットの2頭。オープン馬は4頭、1勝馬は23頭、未勝利は37頭、未出走は8頭で登録抹消が1頭。特に1億円を含めた上位4頭が未勝利、そして半数以上がいまだ勝ち上がっていない。

 この内容から見ても、デアリングタクトが与えたインパクトはかなりのもの。手放した繁殖牝馬が産んだ馬は1200万円の低価格だったが、それが社台ファームやノーザンファームの良血馬、さらにディープインパクト産駒など1億円を超える高額馬を遥かに凌ぐ大活躍を見せたのだ。

 社台グループ関係者からすれば、続くオークスは是が非でも勝ちたい一戦となるはず。その包囲網はすでに始まっているといっていいだろう。

 それでもデアリングタクトがオークス、秋華賞を制して牝馬三冠を達成するのか、さらにアーモンドアイを超えるような活躍を見せるのか。次の舞台である5月のオークスが待ち遠しい。

JRA社台グループにダブルショック!? 「1200万円」デアリングタクト桜花賞優勝で失ったものと、繰り返されたジャングルポケットの二の舞のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
  2. 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
  3. C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
  4. 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
  5. 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
  6. 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
  7. ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
  8. 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
  9. 【大阪杯】エフフォーリア、タイトルホルダー引退でも最強世代に存在感!1週前追い切りから豪快リハ…酒井学ステラヴェローチェに絶好チャンス
  10. 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ