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JRA皐月賞(G1)隠れた逸材「無敗」レクセランス、北村友一騎手が「悩めるエリート」池添学調教師の救世主になれる理由

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 19日に中山競馬場で行われる皐月賞(G1)には5頭の「無敗馬」が登場する。コントレイルとサリオスの2歳G1馬に注目が集まるが、同じ3戦3勝のレクセランス(牡3歳、栗東・池添学厩舎)も底知れぬ存在だ。

 レクセランスは昨年10月の新馬戦、1月の福寿草特別(1勝クラス)、そして3月のすみれS(L)までいずれも2着馬とタイム差なしの接戦をものにしてきた。勝ち方に派手さはないが、並んでから抜かせない勝負強さを発揮してきたといえるだろう。

「陣営が前走(すみれS)後に話していましたが、右にもたれる癖があり、左回りの方が力を出せる可能性が高そうです。それを見越してか『ダービーにピークを持っていく』と明言しています。それでもデビューから全て右回りで勝っているのは実力がある証拠。軽視は禁物です」(競馬誌ライター)

 管理するのは39歳の池添学調教師だ。父は池添兼雄調教師、兄は池添謙一騎手という競馬一家のまさにサラブレッド。2015年に厩舎を開業し、新規調教師の中で1番星を手にすると、初年度にJRAタイ記録の21勝をマークした。

 現在JRAに所属する30代の調教師は合計16人いる。池添調教師は、その中で最多となる通算133勝を挙げており、“若手”調教師のエリート的存在だ。

 ただ一方、毎年のようにノーザンファーム産の有力馬も委託されているが、これまで重賞は2勝止まりで、G1制覇には至っていない。それどころか同世代の調教師に後れを取っているのが現状だ。

 同期で同じ39歳の松下武士調教師は昨年12月にレシステンシアで阪神JFを制し、G1初制覇を飾った。秋には1期後輩で37歳の斉藤崇史調教師が秋華賞でG1初制覇(クロノジェネシス)を果たしている。

 さらに、先週の桜花賞では2期後輩で38歳の杉山晴紀調教師がデアリングタクトでG1・2勝目を挙げるなど30代調教師の活躍が目立つ。1年目から勝ち鞍を量産してきた池添調教師には「そろそろ自分も……」という気持ちはあるはずだ。

「池添学厩舎の実に半数近くがノーザンファーム生産馬です。それだけ大きな期待がかけられているのですが、残念ながら正直、期待に応えられているとは言えません。同世代の調教師が続々とG1で結果を出しており、焦りもあるでしょう。そんななか、大事に裏街道を歩ませてきたのがレクセランスです。鞍上は変わりますが、一発があってもおかしくないですよ」(同)

 無敗ながら伏兵的存在のレクセランスに騎乗するのは、初タッグの北村友一騎手だ。昨年はG1を3勝し、ブレークを果たした北村友騎手だが、今年は結果が伴っていない。2度の騎乗停止に加え、レシステンシアを武豊騎手に奪われるなど、苦しいシーズンを送っている。

 しかし北村友騎手に期待したい理由はある。実は、昨年挙げたG1・3勝のうち2勝が前述した斉藤調教師と松下調教師への初G1プレゼントだったのだ。

 2度あることは3度ある?北村友騎手は「若手調教師の代表格」池添調教師にもG1初制覇をプレゼントすることはできるだろうか。昨年のような勝負強さに期待したい。

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