不要不急の外出を控えている状況。1カ月以上、パチンコ店への出勤も控えている。

　仕事も在宅勤務となっており、まともに人と話すのは電話のみ。結婚への憧れは皆無に等しい私だが、こんな時ばかりは「一緒に暮らしてくれる人って大事だなぁ」と心から思ってしまう次第だ。

　一人暮らしの独身男にとっては非常に寂しい日々が続いている。「打ちたい」という欲望を抑えることも容易ではない。ただ、この事態を考えれば仕方がないことである。1日でも早く安心して遊技を楽しめる、ワイワイと遊べる日が戻ってくることを願うだけだ。

　来るべき日に備えて今やっておくこと。それは「イメージトレーニング」だという答えに辿り着いた。アプリで気分を味わうなど方法は色々あるが、私は過去の「快勝した実戦」を振り返るようにしている。

　真っ先に思い浮かぶのは『ミリオンゴッド』シリーズとの戦い。危機的な金欠を救ってくれたこと、吐き気のする負け額から大逆転で大勝ちしたこと。様々なエピソードがある。

　しかし、2005年に登場した『CR大海物語』の初打ちも実に思い出深い。あれは、色々な意味で忘れることができない“激闘”となったのだった。

　当時、パチンコの中で最も打っていた『海物語』。そんなシリーズの新作として登場した本機は、「これまでの海」と｢新しい海｣がコラボした仕上がりだった。

　本作には、演出の異なる3つのステージが搭載。プレイスタイルの幅が広がった仕上がりへ大きな反響が寄せられたのである。私も新たに搭載されたステージを選択して打ちまくっていた。

　特に好きだったのは発展すればする程アツくなるステップアップ予告を初搭載した「トレジャー」ステージ。『海』の醍醐味として「予測不可能な魚群の出現」をあげることができるが、「トレジャー」は少し違う魅力を提案してくれた。

　クラゲまでステップアップした時の「かつてない魚群への期待感」。「行けぇぇー！」と叫びたくなる感覚に心から熱くなった。これまでとは違う楽しみを与えてくれたと言えるだろう。

　そんな『CR大海物語』初打ちは壮絶な戦いとなった。結論から言えば大勝を収めたわけだが、「命の危機!?」を感じることになってしまうのである。