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JRA「10年越し」の悲願達成へ! 天皇賞・春(G1)メイショウテンゲンは母の背中を知る男・幸英明とコンビ結成

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 28日、阪神大賞典(G2)で3着のメイショウテンゲン(牡4歳、栗東・池添兼雄厩舎)が幸英明騎手とのコンビで5月3日の天皇賞・春(G1)に挑むことが明らかになった。当初、騎乗を予定していた松山弘平騎手が、26日の京都1Rで落馬負傷したため乗り替わりとなった。

 昨年の弥生賞(G2)を制したメイショウテンゲンだが、その後のクラシック戦線ではすべて2桁着順と結果を残すことができなかった。しかし、昨年のステイヤーズS(G2)で4着に入り、長距離路線で頭角を現し始める。今年に入ってからはダイヤモンドS(G3)で2着、阪神大賞典で3着と3000m超の長丁場で好成績を収めてきた。

 また当初騎乗予定だった松山騎手は今年だけで重賞6勝。さらに12日の桜花賞(G1)をデアリングタクトで制し、3年ぶりのG1勝利を挙げるなど絶好調だった。そのため、長距離に活躍の舞台を見出したメイショウテンゲンとのコンビで挑む天皇賞・春には注目が集まっていただけに、残念な乗り替わりである。松山騎手の早期復帰を願いたいところだ。

 だが、幸騎手への乗り替わりはプラスに働くことがあるかもしれない。実は幸騎手、メイショウテンゲンの母の背中を知る男なのだ。

 母であるメイショウベルーガは2010年の日経新春杯(G2)と京都大賞典(G2)で牡馬をなぎ倒し、重賞2勝を挙げた名牝である。そんなメイショウベルーガに幸騎手は2度騎乗している。

 1度目は08年の秋華賞(G1)だ。当時、重賞未勝利で前哨戦のローズS(G2)を5着という臨戦過程で挑んだため、12番人気の低評価だった。レースは最後方から進め、メンバー中2番目に速い、上がり34秒4の末脚を繰り出すも、4コーナーで外に振られる不利が影響して11着に敗れてしまう。

 そして2度目は10年の宝塚記念(G1)だ。同レースには名牝ブエナビスタ、前年の春秋グランプリ王者ドリームジャーニーら好メンバーが揃ったため、このときも13番人気の低評価だった。

 だが、レースではその低評価を覆し、勝ち馬から0秒5差の6着に入る健闘を見せる。上がりの時計も優秀で、勝ち馬ナカヤマフェスタが記録した最速の上がりと0秒1しか変わらなかった。惜しくも勝利できなかったが、幸騎手が最大限に能力を引き出したともいえるだろう。

 今回の急遽の乗り替わりによって、母メイショウベルーガが成し得なかったG1制覇を、息子のメイショウテンゲンで「10年越し」に幸騎手は挑戦することになったのだ。

 また、スティルインラブ、ホッコータルマエ、ブルーコンコルドといったG1ホースとの名コンビで知られる幸騎手だが、初騎乗馬でG1タイトルを獲得した実績がある。これは心強い材料だろう。

 17年の高松宮記念(G1)では、騎乗停止の松田大作騎手に替わって、初コンビを組んだセイウンコウセイを優勝に導いた。同馬にとっては悲願のG1タイトル獲得でもある。このとき、勝利ジョッキーインタビューで「代打で、役目を果たせてよかったです」と話しており、本来騎乗するはずだった松田騎手への気遣いが感じられた。

 今回のメイショウテンゲンの乗り替わりはどのような結果が待ち構えているだろうか。幸騎手から高松宮記念のときと同じ言葉が発せられることに期待したい。

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