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JRA無敗馬「大量脱落」の悲劇……。オークス、ダービーに残った無敗馬は「3頭」!? コントレイル、デアリングタクトの対抗馬は果たして……

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 今年のクラシック戦線は「無敗馬」が賑わかせている。今年の桜花賞(G1)はデアリングタクトが無敗で戴冠し、皐月賞(G1)はコントレイルが無傷の4連勝で制した。また皐月賞でコントレイルと激闘を繰り広げた相手サリオスも当時無敗馬だった。

 桜花賞、皐月賞をともに無敗馬が制したのは1991年のシスタートウショウ、トウカイテイオー以来29年ぶりの出来事。まさに今年の3歳世代のレースは、無敗馬がひとつの重要な要素となっていたのではないだろうか。

 だが、先週末はその無敗馬が「大量脱落」する波乱の結果となった。

 最初に黒星がついたのは、これまで2戦2勝で土曜京都メインの京都新聞杯(G2)に出走したアドマイヤビルゴ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。

 前走の若葉S(L)を強い勝ち方で勝利しており、さらに「武豊×アドマイヤ」というコンビの話題性と「6億円」の超高額馬ということで大きな注目を集めていた。今回は騎手の移動制限の影響で武豊騎手から藤岡康太騎手に乗り替わりとなったが、人気は陰ることなく単勝1.4倍の圧倒的1番人気。多くの人がここは通過点という見方をしていたはずだ。

 だが、レースは直線で一度は先頭に立つも、競りかける他馬に伸び負けして4着に敗れてしまった。まさかの敗戦に藤岡康騎手は「もう1段ギアが上がらなかったですね」とコメントを残した。

 日本ダービーではコントレイルの逆転候補とまで目された注目馬が、まさかの敗戦という波乱の結果で幕を閉じた。その翌日、友道調教師が「賞金的に難しいと思うので、ダービーは回避します」とダービー断念を明らかにしている。

 このアドマイヤビルゴ敗戦という悪い流れは日曜にも影響を及ぼす。NHKマイルC(G1)はルフトシュトローム、サトノインプレッサの2頭が無敗でのG1勝利をかけて出走した。それぞれ4番人気、3番人気と上位人気の支持を集めたことからも、期待の大きさがわかるだろう。

 だが、どちらも外枠、後方からの競馬が仇となり、5着と13着に敗れてしまった。特にサトノインプレッサはここを勝利すれば、一躍ダービーの有力候補に躍り出るはずだっただけに痛い敗戦である。

 結果的に先週末だけで、3頭の有力な無敗馬が初黒星を喫してしまったのだ。

「先週末の結果が一番痛いのは武豊騎手ではないでしょうか。今回敗れた3頭のうち、アドマイヤビルゴとサトノインプレッサは武豊騎手のお手馬。ダービーのパートナー候補が揃っての敗戦は、ダービー制覇が一気に遠のいたようなものですね。

 結局、残った無敗の有力馬はクラシック初戦を勝利したコントレイル、デアリングタクトとスイートピーS(L)でオークス(G1)優先出走権を獲得したデゼルの3頭ぐらいでしょうか。オークスは無敗馬の激突となりますが、ダービーはコントレイルの優位が揺るぐことはなさそうですね。土曜の東西メインの勝ち馬も皐月賞組でしたし」(競馬記者)

 たしかに京都新聞杯の勝ち馬ディープボンドは皐月賞で10着、プリンシパルS(L)の勝ち馬ビターエンダーも皐月賞で14着だった。前哨戦のこの結果はコントレイルをより後押しするものだろう。

 期待の無敗馬3頭が脱落してしまったが、最後まで勝ち残る無敗馬はいったい……。デアリングタクトとデゼルが激突するオークスでは、必ずどちらかの無敗が途切れることになる。そして、ダービーでコントレイルに待ったをかける馬は出現するのだろうか。

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