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JRA「ラストイヤー」武豊初のダービーパートナー・スペシャルウィーク顕彰馬選出ならず……。キタサンブラックが史上34頭目の顕彰馬へ

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 9日、JRAは2020年度の顕彰馬キタサンブラックが選定されたことを発表した。18年に選出されたロードカナロア以来、2年ぶり史上34頭目の顕彰馬となった。

 顕彰馬は中央競馬の発展に多大な貢献のあった競走馬の功績を讃えるもので、記者投票により行われる。投票者数の4分の3以上の票を得ることが選定基準になっており、キタサンブラックは有効投票数196票のうち、80.6%にあたる158票を獲得した。

 北島三郎オーナーは「この度は顕彰馬に選出いただきまして、大変嬉しく心より御礼を申し上げます。振り返れば、キタサンブラックと過ごした3年間は夢のような時間でした。一日も早く新型コロナウイルス感染拡大が収束し、来年デビューするキタサンブラックの産駒に競馬場で会えることを楽しみにしております」と喜びのコメントを発表した。

 現役時代にG1・7勝を挙げ、獲得賞金は18億7684万3000円で歴代1位のキタサンブラック。史上最多タイのG1勝利に、歴代トップの獲得賞金とくれば、顕彰馬の選出は当然と言えるはずだ。また、武豊騎手とのコンビで社会現象を巻き起こし、競馬界に大きな功績を残していることは言うまでもないだろう。

 その一方で、同じく武豊騎手との名コンビで知られるスペシャルウィークは今年も顕彰馬に選出されることはなかった。

 武豊騎手の初ダービー制覇を達成したパートナーであるスペシャルウィーク。引退レースとなった1999年の有馬記念(G1)では、グラスワンダーと大激戦を繰り広げた。猛烈に追い込んだスペシャルウィークが交わしたかと思われたが、グラスワンダーが4cm残していた。しかし、武豊騎手はウイニングランを行ってしまい、レース後には「競馬に勝って勝負に負けたという感じです」とコメントを残したことも印象的だ。

 まさに競馬の歴史を語る上でスペシャルウィークは欠かせない存在だが、顕彰馬の選出には至っていない。

 今年の顕彰馬投票ではキタサンブラック、ブエナビスタに次ぐ90票を集めたスペシャルウィークだが、基準の4分の3には遠く及ばない。これには17戦10勝(うちG1・4勝)という成績が物足りないという見方がある。実際に、スペシャルウィークを上回る得票数のブエナビスタはG1・6勝を挙げるも未だに顕彰馬に選出されていないのだ。スペシャルウィークは同世代のエルコンドルパサー、グラスワンダーに負けっぱなしだった印象もマイナスだろう。

 顕彰馬の選定対象馬は競走馬登録抹消から1年以上経過し、20年以内という規定がある。2000年1月に登録抹消となったスペシャルウィークは、今年が顕彰馬の選出のラストチャンスだったのだ。そのため、顕彰馬となることは永遠に叶わないことになってしまった。

 2018年4月に他界したスペシャルウィーク。顕彰馬にはなれなかったが、ファンの記憶の中では生き続けるはずだ。

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