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開幕ダッシュに失敗の阪神、「コロナ合コン」から見える構造的問題……今こそ若虎は「タニマチ」と“ソーシャルディスタンス”を?

阪神タイガースが28日のDeNA戦を1-9で落とし、今季初の連勝を逃した。開幕から3カード連続負け越しとなり、今季成績は2勝7敗。もちろんセ・リーグ単独最下位である。
チームの得点数と失点数は、ともに12球団ワースト。今季のセ・リーグはクライマックス・シリーズが不開催とあって、虎党からは早くも優勝を諦める声が聞こえてきそうだ。
苦戦する要因の一つが、ベテランと外国人頼りという今までと変わらぬ構図だ。今季の開幕スタメンに名を連ねた25歳以下の野手は2年目の近本光司ただひとり。1軍で登板した25歳以下の投手もルーキーの小川一平だけという状況だ。しかも近本は打率.114、小川は防御率14.73と、2人そろって結果を残せていない。
阪神といえば、毎年のように「若手育成」を掲げながら、高卒選手は何年たっても育たず。ブレークの兆しを見せれば尻すぼみという選手がほとんど。大学・社会人出身の選手は、プロ入り後すぐに結果を出しても、長続きしない。
「投手の育成は以前よりマシになりましたが、野手に関しては本当に深刻です。最近は、中谷将大が2017年に20本塁打を放ち、『いよいよ長距離砲誕生か』と期待が高まりましたが、翌18年は5本、19年は6本に終わりました。他にも高山俊や北條史也などもやはり、レギュラーに定着できず。外国人やベテラン選手にプレー機会を奪われています。
投手だと藤浪晋太郎が高卒1年目に10勝をマークし、その後も11勝、14勝と順調に勝ち星を伸ばしていました。しかし金本(知憲)前監督から“公開パワハラ”ともいえる懲罰続投など不可解な起用法があるなど、イップスのような状態に陥ってしまい、昨年はついに1試合の登板に終わりました」(記者)
金本監督時代の出来事もあって、どちらかというと同情の目で見られていた藤浪だが、今年3月にまさかの事態に直面してしまう。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プロ野球も開幕が延期され、不要不急の外出自粛が呼びかけられる中、藤浪ら阪神の3選手が新型コロナウイルスに感染していたことが判明したのだ。
藤浪は当初、自ら実名報道を申し出て、嗅覚異常などについて説明。結果的に嗅覚や味覚異常が新型コロナウイルスの症状として認知されることに一役買った。しかし、自粛ムードの中、不特定多数の男女が出入りする「合コン」に参加していたことがわかると、一転激しいバッシングに遭う羽目に。
「エースとしてバリバリ活躍していたころならともかく、ここ数年低迷していただけにバッシングは当然でしょう。しかも時期が時期だけに言い訳のしようがありません。しかも合コンの場所はタニマチが所有するマンションだったといわれています。
阪神の若手が育たない理由の一つがタニマチの存在とも言われています。1軍で少しでも活躍をすれば“大スター”のような扱いを受け、勘違いしてしまう。それで有頂天になった選手がつぶれていく姿を何度も見ています。タニマチの存在は、阪神に限ったことではないですが、勘違いする選手が多いのは断トツで阪神の若手です」(同)
もちろんすべての若手選手がタニマチにつぶされてきたというわけではないが、一定数は影響を受けてきたことは否めないだろう。ただし、今はコロナ対策もあって、こういった会合の類には自粛ムードの徹底が求められる時代だ。
これを機に阪神の若手選手たちも「タニマチ」から適切な距離を取り、悪しき習慣を払拭から足を洗うべきだろう。「災い転じて福となす」のは今しかない。
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