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【G2江戸川モーターボート大賞】全国唯一「河川コース」の宿命か……G2以上の競走で「9年ぶり」まさかの中止打ち切り!

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ボートレース江戸川公式サイトより

 ボートレース江戸川で開催されていた『G2モーターボート大賞』が6日、開催途中で中止打ち切りとなった。準優勝戦日の6日は強風高波浪のため中止。優勝戦が予定された7日も水面状況の悪化が予測されるため、全日程の中止打ち切りが決定した。

 G2以上のレースで開催途中の打ち切りは、東日本大震災の影響で4日目以降が打ち切りとなった2011年3月の『G2児島モーターボート大賞』以来9年ぶり。主催者側は6日、サイト上で「強風による水面状況の悪化が予測されるため、今節のレースをすべて中止打ち切りとさせていただきます」と理由を説明した。

 今節の江戸川は苦難続きだった。いきなり開幕の初日(6月30日)が強風高波浪予報のため中止順延。翌日の7月1日は「初日」として開催されたが、水面状況の悪化で7R以降が中止打ち切りに。続く2日は追い風9m、波は35㎝という荒天の中、11Rまで行われたが、白波がたつ荒れ水面に操縦不能の艇が続出。最終12Rが打ち切りとなった。

 一転して翌3日は天候が落ち着いたが、今度は5Rで3艇の集団フライングが発生。選手2人が非常識フライングで即日帰郷となった。続く4日が悪天候で中止に。6日に今節3回目の中止打ち切りとなり、選手の安全と公正なレースを考慮し、開催途中での中止打ち切りが決まった。

 ボートレース江戸川は全国に24か所あるレース場の中で、唯一河川を使用している。波、風、潮の影響をもろに受け、航行船の通過でレース発走が数十分遅れることも珍しくない。難易度、危険度ともに全国屈指で、かつては半数近い選手があっせんを拒否(現在は拒否できない)していたのは知られた話だ。

 一方で、5月に江戸川で300勝を挙げた石渡鉄平を筆頭に、三角哲男、福来剛、遠藤エミなど、江戸川をドル箱にする波巧者も多く存在。日本一の難水面が好きで足しげく通うファンも少なくない。何しろ、土手に上って観戦する風流なレース場は他になく、関東以外のファンが真っ先に旅打ちの候補地に挙げるのも江戸川だ。選手もファンも好き嫌いがはっきりしている超個性派水面と言える。

 ちなみに江戸川はピットと2マークの距離が極端に短く、進入はほぼ枠なり。また1マークの幅が37mと全国屈指の狭さで、昨年の1号艇の1着率は24場中20位とインが弱い。一方で、6号艇の1、2、3着率ともに全国トップ。荒天時などは、どの艇が抜け出してくるか分からず、ギャンブル性の高さも魅力だ。波風に加え、潮の干満、上げ潮、下げ潮など江戸川特有の推理条件も多く奥が深い。

 今節のG2『江戸川モーターボート大賞』は、残念ながら自然には勝てず、開催途中で中止打ち切りとなった。次開催は今月16日~21日のG3アサヒビールカップ。現在、全国24場のうち、東京3場(平和島、多摩川、江戸川)だけ無観客レースが続いているが、本場で観戦可能となったら、ぜひ江戸川の土手の上で声援を送ってもらいたい。

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