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JRA函館記念(G3)「エリモハリアー伝説」は、すでに幻想!? 昨年2着マイネルファンロンも悩ましい驚愕の「リピーター」たちの末路とは

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 かつて、荒れる夏のハンデ重賞・函館記念(G3)にはエリモハリアーという“伝説”がいた。

 10歳の引退まで63戦を走り抜き、5度も挑戦した函館記念を3連覇。JRAの平地同一重賞の3連覇は、タップダンスシチー(金鯱賞)やマツリダゴッホ(オールカマー)といったG1級の名馬が名を連ねる大記録だ。

 近走が不振でも、得意の函館に帰れば不死鳥のように蘇る――。

 特に3連覇が懸かった2007年の函館記念では7番人気という低評価だったが、見事な復活を遂げてファンの度肝を抜いた。今でこそ函館、札幌と言った北海道シリーズは洋芝で行われ、「洋芝巧者」という言葉が当たり前のように使われているが、その先駆者的存在となったのが洋芝専用機エリモハリアーだ。

 このエリモハリアーの活躍以降、洋芝という特殊な条件で行われる函館記念では、毎年のように「リピーター」が注目されている。近走が多少不振でも、函館記念に戻れば水を得た魚のように激走するのでは……。

 多くの競馬ファンが今なお、第2のエリモハリアーを狙い続けているのだ。

「今年も、その(リピーターの)典型的な存在がマイネルファンロンですね。昨年の函館記念2着以降、5戦して未勝利。重賞では二ケタ着順、リステッドでも掲示板(5着)に載るのがやっとという近況ですが、大手競馬ポータルサイトの『netkeiba.com』による事前オッズでは、6番人気と高い評価を得ています」(競馬記者)

 確かに、同じサマー2000シリーズの初戦として行われた先週の七夕賞(G3)では、前年の2着馬クレッシェンドラヴが優勝。コース適性の重要性を改めて見せつける結果となったが、こと今週の函館記念に関しては「過信しない方がいい」というから驚きだ。

 そこで下記に過去10年の函館記念で3着以内だった馬たちの、翌年の函館記念の成績を並べてみた。

2019年マイネルファンロン 9番人気2着 →?
2016年マイネルミラノ 3番人気1着 →4番人気11着
ケイティープライド 13番人気2着 →11番人気5着
ツクバアズマオー 9番人気3着 →6番人気10着
2015年ダービーフィズ 3番人気1着 →12番人気11着
2014年ラブイズブーシェ 2番人気1着 →6番人気10着
2013年アンコイルド 7番人気2着 →6番人気13着
アスカクリチャン 8番人気3着 →13番人気11着
2011年キングトップガン 4番人気1着 →11番人気16着
マヤノライジン 12番人気2着 →10番人気5着
アクシオン 7番人気3着 →12番人気12着
2010年マイネルスターリー 2番人気1着 →1番人気8着
※2年連続で出走した場合のみ。

 上記の通り、前年の函館記念で馬券になった馬が、翌年の同レースで馬券になった例は1つもない。紛れもない“全滅”であり、かつてエリモハリアーらの活躍で注目された「リピーター」は、この函館記念においては逆に“甘い罠”になろうとしている。

 近代競馬において「洋芝巧者」はすでに死語となり、函館記念の歴史に燦然と輝く「エリモハリアー伝説」は、もう過去のものになってしまったのだろうか……。

「実は2008年から函館競馬場ではスタンドなどを含めた全面改築工事があり、2010年以降、明らかに函館の芝コースの傾向が変わりました。以前は洋芝開催=時計が掛かるといったイメージがあったんですが、近年は高速決着になることも多く、開催最終週の函館記念も2分を切ることが珍しくなくなりました。

言い換えれば、多くの馬にとって走りやすくなった分、逆にエリモハリアーのような洋芝巧者は減りましたね。この函館記念にしても、洋芝適性よりも単純に調子のいい馬たちの活躍が目立つようになりました」(競馬記者)

 厳しい立場に立たされたマイネルファンロンには近年の傾向を覆す激走で、リピーターの存在感を見せてほしいが……。

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