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【SGオーシャンカップ】地元・田村隆信の「夢」霧散……! 準優当確級から「コンマ01」のフライングで戦線離脱の悪夢

ボートレース鳴門で開催されている「SGオーシャンカップ」(優勝賞金3300万円)は23日、佳境の3日目を迎えた。ただ1人の地元参戦で、優勝候補筆頭の田村隆信(42・徳島)が、6Rでコンマ01のフライング。準優12Rの1号艇という〝ポールポジション”を目指した過程での勇み足で、無念の戦線離脱となった。
まさに天国から地獄だ。田村は6Rのカド4コースから一気にまくり切ったが、痛恨のフライングコールでピットへ帰還した。大時計の針が0秒から1秒を指す間にスタートラインを通過しなければならないボートレース。地元鳴門でのSG制覇という田村の夢は、コンマ01、わずか数十センチのフライングで霧散した。
2日目まで得点率4位タイの好位置につけていた田村。十分に“準優圏内”で「フライングの危険を冒す必要はなかったのでは?」と思うファンも少なくないだろう。だが、田村の見据えていたものは〝優勝”のみ。極論すれば、田村にとって“優勝”以外は、準優勝も予選落ちも大差はなかったのではと推察される。
つまり4日間の得点率1位に与えられる「12Rの1号艇」を念頭に置いた勝負だったと言えるだろう。12Rの1号艇で勝てば、自動的に優勝戦の1号艇という“ポールポジション”が手に入る。昔の競艇と違い、現在のボートレースは枠なりが基本。1号艇の有利さは過去の競艇とは比にならない。そのため、田村にとって4号艇と3号艇だった3日目の2走が、“ポールポジション奪取”のための勝負どころで、特に前半6Rはカドまくり一撃と心に決めていたように映った。
最初からギリギリのスタートを行くつもりで、腹をくくっていたのだろう。スタートで最後まで伏せることなく、大時計を見続けていたのはその表れ。これは推論だが、鳴門の水面で育ち、誰よりも走り慣れている田村でさえ、6Rがタッチスタート(コンマ00)手前で残っているか半信半疑だったかもしれない。
しかし、あの状態で思いきりレバーを放れば、勝利はおろか、大きく着順を落としてしまう。その結果、ポールポジション獲得も厳しくなる。これも優勝だけを見据えて勝負に出た結果の、勝負の綾(あや)。これがボートレースの怖さでもあり、また魅力でもある。誰も田村を責められないだろう。
田村隆信という選手の素晴らしさは、フライング直後の後半10Rで見て取れる。フライングで戦意喪失どころか、3コースから岡崎恭裕の上をたたいて、イン池田浩二の内に艇を入れる、こん身のまくり差しで快勝。賞典除外で優勝の芽は消えても、責任感の強い走りでファンの期待に応えている。これも地元の絶対王者・田村の意地だろう。
いよいよ4日目の24日は予選最終日。25日の準優勝戦18席を目指し、最後のバトルが繰り広げられる。得点率が18位前後の選手は、とにかくベスト18入りへ全力投球。また得点率上位の選手も準優1号艇、特に12Rの1号艇を目指し、死力を尽くした戦いが待っている。
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