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脈々と流れる“野村イズム”……開幕前の「低評価」覆しヤクルト&楽天が快進撃!

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 3か月遅れで開幕した今季のプロ野球。コロナ禍で始まった異例のシーズンは1か月が経過し、各チーム30試合前後を消化した。24日終了時点で、セ・リーグは巨人、パ・リーグではソフトバンクの“大本命”が首位に立っている。

 優勝候補の2チームを追うのがヤクルト楽天だ。開幕前の順位予想では決して評価は高くなかった“伏兵”だが、現在2位につけている。

 ヤクルトといえば打高投低が顕著で、リーグ屈指の得点力を誇るも、投手陣が壊滅状態というシーズンが長らく続いている。昨季のチーム防御率はリーグワーストの4.78で、過去7年で4度目の最下位に沈んだ。

 投手陣の再建を託されたのが、今季から指揮を執る高津臣吾監督だ。今季の防御率はリーグ4位の4.59で、改善されたとは言い難い数字。しかし高津監督は、若手投手を積極的に起用し、救援陣は徐々に整備されつつある。

 抑えの石山泰稚はここまで5セーブ、防御率3.07を記録。そして、今季のヤクルトを象徴しているのが、リーグ断トツを誇る42ホールドという数字だ。セ・リーグ2位が中日の22ホールドなので、ほぼ2倍。勝ちパターンの試合では、早い回から救援投手を次々と送り込み、リードを守り抜く試合が目立っている。

 高津監督といえば、現役時代にヤクルトで286セーブ、メジャーでも27セーブを挙げた歴史に名を残す守護神だった。先発投手は100球前後でマウンドを降り、継投が主流という現在のプロ野球界において、投手陣再建を託すにはこれ以上ない人選だったといえるだろう。

 パ・リーグでは、楽天がソフトバンクから0.5ゲーム差の2位につけている。指揮を執るのは今季新たに就任した三木肇監督だ。

 両リーグトップの169得点(1試合平均5.63)を誇る打線がチームを牽引する。得点力アップの秘訣は、次の塁を積極的に狙う意識が根付き始めたことだろう。三木監督はキャンプ中から「走塁改革」を掲げ、足の速くない選手たちにもその重要性を意識づけしてきた。その結果、盗塁数は昨季の2倍超のペースに増え、積極的な走塁が目立っている。

 三木監督は現役時代、度重なる故障もあって1軍と2軍を行ったり来たりする選手人生を送った。期待された打撃面は最後まで開花せず、出場はほぼ代走と守備固め。縁の下の力持ちとしての役割を長年担った。

 対照的な現役時代を送った高津・三木両監督。そんな2人に共通するのが、現役時代のほとんどをヤクルトで過ごしたという点だ。

 ともに1990年代にヤクルトに入団。当時の監督を務めていたのが、今年2月にこの世を去った野村克也監督だった。

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