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“最強ママさんレーサー”の平山智加が悲願の初優勝! 2コース”ジカまくり”に見た最強レーサーの自負!【プレミアムG1 多摩川レディースチャンピオン】

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平山智加 BOAT RACEオフィシャルウェブサイトより

 ボートレース多摩川で開催された『プレミアムG1 レディースチャンピオン』(優勝賞金1100万円)の優勝戦が10日に行われ、平山智加(35・香川)が2コースから”ジカまくり”で、イン守屋美穂(31・岡山)を沈めて快勝。5度目の優出で待望の初優勝を飾り、来年3月の福岡SGクラシックの出場権を獲得。前人未到の女子SG初制覇に挑む。

 2コースからのジカまくりに、”史上最強女子レーサー”の道を目指す強い意思が込められていた。平山は、トップスタートを決めたイン守屋が勝利を確信し、1マークを落として大事に回る瞬間を見逃さなかった。迷わずレバーを握り、慌てて張って出る守屋を問答無用に引き波に沈めた。現役最強をアピールするに十分な勝利だった。

 平山は「差すか、まくるか半々だった」と言うが、守屋に対して舟2個分ほど懐を空けていたことからも、勝つには「まくり」と腹をくくっていたに違いない。

 守屋のスタート遅れは考えられない。差しても届かない。一方、2コースのジカまくりは、決まれば頭(1着)濃厚だが、インの選手に張られれば、大きく舟が流れて大敗のリスクも伴う、一種の「賭け」とも言える秘策。だが、「優勝だけを目指して、心を込めて走りたい」と話していた平山の勝利への方程式は、リスクも覚悟の”2コースジカまくり”だった。

 レディースチャンピオン5度目の優出で、ついに欲しかったタイトルを手に入れた。「悔しい思いがたくさんあったので、本当にうれしい。こういうレースが1つでも多くできるように、毎節頑張りたい。これからも支えてくれているファンの方、家族のために心を込めて、精一杯走りたい」。プロとしての向上心、そして周囲への感謝が、平山の進化を支える原点と言える。

 ”グレートマザー”と呼ばれる日高逸子など、ボートレース界には頑張るママさんレーサーが少なくないが、2度の産休を経ても7点台の勝率をキープする平山が、その頂点に立っていると言っていいだろう。「守るべきものが増えて、気持ちも強くなりました」と平山。優勝後のピットインタビューで流した涙は、史上最強女子レーサー、最強の母親を目指す平山の、熱い思いの結晶だった。

 母親になってさらに進化するプロアスリートは少なくない。陸上の女子100m障害の寺田明日香(30)は2013年に引退後、結婚、出産、女子7人制ラグビーの挑戦などを経て、2019年に陸上に復帰。同年9月、女子100m障害の日本新記録(12秒97)を樹立した。

 バレーボールの荒木絵里香も14年に出産後、16年のリオデジャネイロ五輪に出場。東京五輪の代表にも選ばれている。カーリングの本橋麻里も、出産後の平昌五輪で主将として銅メダルに貢献。2度の出産を経ても、さらに進化し続ける平山は、強い母親像の象徴と言えるかもしれない。

 1987年に『女子王座決定戦』として創設されて以来、33年の歴史を刻んできた『レディースチャンピオン』(2014年から同レース名に)。1990~1992年に不滅の3連覇を記録した鵜飼菜穂子を「女子最強列伝」の初代とすれば、女子で2人しかいない生涯獲得賞金10億円レーサーの日高逸子と山川美由紀、女子でSGに初めて優出した寺田千恵、女子王座V3でSGにも2度優出している横西奏恵と「最強」の系譜は続いている。

 そして、このレディースチャンピオン制覇で、名実ともに現役最強女子レーサーの称号を手にして、連綿と続く「女子最強列伝」に名を刻んだのは平山だ。

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