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JRA短期免許でお馴染みF.ミナリクが意識回復。日本に愛されたドイツの名手が1か月半に及ぶ昏睡状態から無事に生還

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 海外から朗報が飛び込んできた。

 20日、ドイツの『Gallop Online』は昏睡状態にあったF.ミナリク騎手がハノーバーにある病院の集中治療室を出て、ケルンのリハビリクリニックに転院したことを報じた。

 7月3日、ドイツのマンハイム競馬場で騎乗していたミナリク騎手は、第7レースで落馬。この時にはすでに意識がなく、すぐに病院に搬送されて緊急手術が行われた。だが、意識が戻ることなく、昏睡状態が1か月以上続いていた。

 この度、無事に意識が回復したことが明らかになり、一安心である。病院でずっと付き添っていた妻のカチャさんは1か月半の間に受けたサポートに感謝を述べ、「私たちは多くの忍耐を持ってリハビリに臨まなければなりません」と話している。リハビリの経過は明らかになっておらず、日常生活を取り戻すのには時間がかかるのかもしれない。

 親日家で知られるドイツ人ジョッキーのミナリク騎手。日本での初騎乗は、2014年のジャパンC(G1)で、アイヴァンホウとのコンビで挑み6着だった。その後、ジャパンCに騎乗するため、2度の来日を果たす。

 17年のジャパンCはドイツのD.ポルク騎手と一緒に騎乗をした。だが、帰国後にポルク騎手はガンで余命がわずかであることが判明し、年明けに他界。再び2人で来日することは叶わなかった。そんな中、ミナリク騎手は18年に短期免許で来日を果たした。

 このとき、ミナリク騎手は平松さとし氏の取材に対して「『一緒に短期免許で日本へ行こう』と約束をしていたんです。でも、彼の夢はかなわないモノになってしまいました。だから、僕は彼の分までこの願いを実現しなければいけなかった」と語っている。日本での騎乗には、友の分までという気持ちがあるようだ。

 これまでにミナリク騎手はJRA通算29勝を挙げており、今年の共同通信杯(G3)ではビターエンダーに騎乗してハナ差の2着。わずかにJRA重賞初制覇に届かなかった。短期免許で来日する外国人騎手としては華々しい成績とは言い難いが、ミナリク騎手が愛されるのには理由がある。

「ミナリク騎手自身が日本を好きなのが愛される理由だと思います。日本食も好きですし、来日中は銭湯にも通うほど、日本文化に馴染んでいます。今年、短期免許で来日した際の休日には、ひとりでふらっと大井競馬場に訪れていたようで、とても親しみやすさがありますね。ジョッキーとしても、サインなどのファンサービスを熱心にしている姿も印象的でした。

今回、意識が戻ったことがわかって、ホッとしました。無事に回復していくことを祈っています」(競馬記者)

 現在、45歳という年齢、ケガの症状を考えれば、騎手復帰というのは容易なことでないかもしれない。どういう形であれ、もう一度日本のファンに元気な姿を見せてほしいものだ。

 今は、ミナリク騎手のリハビリが順調に経過することを願うばかりだ。

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