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JRAスワーヴリチャードをねじ伏せたアノ馬が地方移籍へ。東京大賞典(G1)激走モジアナフレイバーが成功の秘訣か!?

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 2日付けで、重賞2勝のブレスジャーニー(牡6歳、栗東・佐々木晶厩舎)が競走馬登録を抹消されたことが明らかになった。JRAの発表によると、今後は地方競馬に移籍予定(移籍先は未定)とのことだ。

 同世代にはレイデオロ、スワーヴリチャード、キセキなどがいるブレスジャーニー。デビュー戦は3着に敗れたが、未勝利戦を勝ち上がると、次走のサウジアラビアRC(G3)ではダンビュライトを退けて優勝。さらに、東京スポーツ杯2歳S(G3)ではスワーヴリチャードの追撃を振り切って勝利した。

 2歳シーズンが終わるころは、ホープフルS(当時G2)の勝ち馬レイデオロ、朝日杯FS(G1)の勝ち馬サトノアレスらと並んで、世代トップクラスの評価を受けた。

 しかし、3歳始動戦に選んだスプリングS(G2)の1週前追い切りで骨折してしまい、長期休養を余儀なくされた。クラシック最終戦の菊花賞(G1)で待望の復帰となったが、久々が響いて12着に惨敗。それでも、次走のチャレンジC(G3)で3着に入り、地力の高さを見せた。

 だが、それ以降は12戦連続で馬券圏外の不振に陥った……。

 復活の兆しが見られたのは、今年のアルデバランS(OP)。初めてダートレースに出走して、3着に好走した。新境地の開拓かと思われたが、その後は芝・ダートともに結果を残すことができず、登録抹消に至った。

 JRAからの地方転厩馬といえば、ノンコノユメやサウンドトゥルーなどが息の長い活躍をしているが、ブレスジャーニーと比較すると、中央のダートで活躍している点は異なる。

 だが、ブレスジャーニーの地方での活躍を予感できる材料もある。

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「ブレスジャーニーの父バトルプランはダートで活躍している産駒を多く輩出していますが、その代表ともいえるのが大井所属のモジアナフレイバーです。昨年の東京大賞典(G1)ではゴールドドリームに先着して、中央所属馬を相手に3着と健闘しました。同じくバトルプラン産駒のブレスジャーニーも地方の深い砂に適性があるかもしれませんよ」(競馬記者)

 バトルプラン産駒を獲得賞金順で見ていくとライオンボス、モジアナフレイバー、ブレスジャーニー、ヒデノインペリアルと、ここまでが1億円超えの有名どころだ。その下を見ていくと、5位ピアシングステア、7位サイドチェンジ、9位ブレーヴマンと、地方所属馬が多く名を連ねている。

 中央に比べて、レース賞金が低い地方所属馬が上位に来るということは、地方の馬場適性が高いということが言えるだろう。

 2015年のサマーセールで、わずか250万円で取引されたブレスジャーニー。すでに馬主孝行は十分にしているが、第2の競走生活を送る地方競馬でも更なる孝行ぶりを見せてくれるかもしれない。

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