JRA藤原調教師「激怒」戸崎圭太はレッドベルオーブ「レコード圧勝」に何を思う? エポカドーロの半馬身から2年、大器はワグネリアン福永祐一の手に
「ポテンシャルの高さは感じましたが……」
19日、中京競馬場で行われた2歳未勝利は、福永祐一騎乗のレッドベルオーブ(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎)が、従来のレコードを1.1秒も更新するスーパーレコードで優勝。2着に3馬身半差をつける圧勝劇で、クラシック戦線に大きく名乗りを上げた。
まさにライバルが気の毒になるほどの楽勝劇だった。
最後の直線で福永騎手が、ムチを入れてゴーサインを送ると、あっという間に後続を引き離してゴール。レース後、鞍上から「次は重賞に挑戦してもいい」と強気なコメントが飛び出せば、レースを見守った藤原英昭調教師も「能力は確か。このまま経験を積ませて成長させていきたい」と、すでに大きな舞台を見据えている。
その一方、前走のデビュー戦でレッドベルオーブに騎乗していた戸崎圭太騎手は、どのような心境でこのニュースを受け止めただろうか。
「あれだけスタート出たのなら、もっと前に行かないと……」
今年8月、レッドベルオーブのデビュー戦で1番人気に支持されながらも2着に敗れた戸崎騎手に対してレース後、藤原調教師は気持ちを隠さなかった。
本馬が所属する東京サラブレッドクラブの公式HPには「ジョッキーが調教に乗っていないので、気を使いながら折り合い重視になってしまった印象」と、関東のトップジョッキーを激しく叱責するコメントが掲載されている。最後には「乗り方ひとつで勝てていたでしょう」とまで言い切った。
「あくまでクラブ内(一口馬主に向けて)で発表されたコメントですが、ここまで言うのは珍しいと思います。レース後に戸崎騎手も『ポテンシャルの高さは感じましたが(アクセルを)踏み遅れてしまったのが悔やまれます』と後悔していた通り、藤原調教師にも思うところがあったんでしょうね。
レッドベルオーブがどれだけ高い能力を持っているのかは、今日のレースで証明されましたし、中山で騎乗していた戸崎騎手としても複雑な心境だと思いますよ」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
17:30更新- 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
- C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
- 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
- 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
- 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
- 「6戦5勝」の怪物候補が大阪杯(G1)除外危機!? 主戦・川田将雅不在の「代打」にも見限られて崖っぷち…
- 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
- 千葉ロッテ吉井理人監督「愛馬」がJRAで初出走初勝利! 馬主デビューのきっかけになった母の仔で中央競馬を席巻?
- 【ドバイゴールデンシャヒーン(G1)展望】「1年越し」リベンジかかるリメイク!兵庫の雄イグナイター、巨漢ドンフランキーらも虎視眈々
- 兄はステイゴールド!スイープトウショウも完封したあの馬は、“みんなの”お母さんに!
関連記事
JRA戸崎圭太「今年は俺だったのになぁ」無念の日本ダービー辞退から4カ月。セントライト記念(G2)サトノフラッグ「コンビ復活」に笑み隠せず
JRAあの国際派オーナーが新潟2歳S(G3)でワンツーフィニッシュの快挙! 新潟のマイル重賞2連勝の戸崎圭太と日曜に大暴れ
JRA O.マーフィー「将来には楽しみしかない」若き天才も絶賛したサトノフラッグ! セントライト記念(G2)あの名手とコンビ復活で巻き返しの期待
JRAサトノアーサー重賞制覇よりも“帰省”のリフレッシュ効果!? 「勝率30%超え」戸崎圭太が新潟で無双状態になった理由とは……
元JRA安藤勝己氏「あれでスイッチが入って」戸崎圭太を絶賛! 「馬を信じて……」関屋記念(G3)サトノアーサー貫録勝ち!