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JRA武豊1番人気「斜行」で坂井瑠星が騎乗停止「あとは伸びればというところだったのですが……」繰り返しの不注意騎乗に師匠・矢作芳人調教師も激怒?

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JRA武豊1番人気「斜行」で坂井瑠星が騎乗停止「あとは伸びればというところだったのですが……」繰り返しの不注意騎乗に師匠・矢作芳人調教師も激怒?の画像1

 21日、中京競馬場で行われた金山特別(1勝クラス)は、3番人気のディアマンミノルが優勝。春は青葉賞(G2)に挑戦するも壁に跳ね返されたが、鞍上の松山弘平も「力をつけている印象がありました」と成長を実感。素質馬が実りの秋に向け、大きな1勝を掴んだ。

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 その一方、痛恨の結果に終わったのが坂井瑠星騎手だ。

 2番人気のキングオブドラゴンに騎乗していた坂井騎手。道中2番手に付け、最後の直線で逃げたエイトマイルを交わして先頭に立つまでは完璧だった。

 しかし、そこから坂井騎手が左ムチを入れるとキングオブドラゴンが大きく斜行……。結果的に、武豊騎手のエカテリンブルクの進路を塞ぐ格好になってしまった。

「最後の直線で最初に左ムチを入れた段階で外側へ斜行して、エカテリンブルクの進路を軽くカットしています。その後、右ムチを入れて立て直しを図った坂井騎手ですが、再び左ムチを入れた際に、また外側へ斜行して再びエカテリンブルクの進路をカット……。これではエカテリンブルクの方は競馬になりませんね。

この結果を受け、JRAからは坂井騎手に10月3日から11日まで(開催4日間)の騎乗停止処分が下っています。坂井騎手は7月にも騎乗停止処分を受けており、JRAは短期間での再発を重く見たようです」(競馬記者)

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 レース後、エカテリンブルクに騎乗していた武豊騎手は「良い形でしたし『あとは伸びれば』というところだったのですが……弾けませんでしたね」とコメント。

 単勝2.7倍の1番人気が被害を受けての4着だっただけに、ネット上のファンからもSNSや掲示板を通じて「これはアカン」「坂井瑠星、騎乗停止だろうな」「パトロール(ビデオ)見たら、めっちゃ寄れてた」「武さん、ほとんど追えなかったね」など、坂井騎手の騎乗に対する批判が殺到したようだ。

「坂井騎手に非があるのは明らかですが、今はいよいよ秋のG1シーズンが始まろうとしている時期。坂井騎手にとっても2週間の騎乗停止は痛いですよ。

スプリンターズS(G1)ではエイティーンガールに騎乗予定でしたが、乗り替わりになりますね。前走の自らの手綱でキーンランドC(G3)を勝った勢いでG1に挑む予定だっただけに痛恨でしょう」(別の記者)

 また、坂井騎手は10月11日の毎日王冠(G2)で有力候補のサトノインプレッサに、前日10日のサウジアラビアRC(G3)でも札幌2歳S(G3)で3着したバスラットレオンに騎乗予定だったが、それらも乗り替わりを余儀なくされそうだ。

「今回、騎乗していたキングオブドラゴンを始め、騎乗予定だったサトノインプレッサ、バスラットレオンは、いずれも所属する矢作(芳人)厩舎の管理馬。ちなみに前回7月に騎乗停止を受けたカイザーノヴァも同厩舎。これには、さすがに師匠の矢作調教師もお冠でしょうね……」(同)

 ここまで37勝と「乗れる若手」の代表格にも挙げられている坂井騎手だが、G1制覇にはまだ手が届いていない。飛躍の秋を迎えるためには、まず足元を見直す必要がありそうだ。

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