JRA「病み上がり多数」オールカマー(G2)は”リハビリ競走”!? 単勝回収率「347%」新パートナーでジェネラーレウーノが「快気祝い」をあげるか
27日、中山競馬場でオールカマー(G2)が開催される。G1・3勝で実績最上位のフィエールマンが回避を表明したことで、混戦となりそうだ。
今年のオールカマーの出走メンバーの特徴として、“病み上がり”の馬が多いことが挙げられる。
脚部不安により休養をしていたオウケンムーンが1年11か月ぶり、右前浅屈腱炎により休養していたジェネラーレウーノが1年8か月ぶり、両前脚の骨折により休養していたサンアップルトンが6か月ぶりの出走となる。また、カレンブーケドールも京都記念(G2)以来、7か月ぶりの実戦となるため、出走馬9頭のうち4頭が長期休養明けという異例のメンバー構成だ。
その中でも、中山で重賞2勝の実績を持つジェネラーレウーノ(牡5歳、美浦・矢野英一厩舎)に期待したい。
2018年の京成杯(G3)、セントライト記念(G2)を制しており、皐月賞(G1)でも3着に好走した中山巧者のジェネラーレウーノ。昨年のAJCC(G2)で4着に敗れて以来、1年8か月ぶりの復帰戦となるが、得意の中山コースは大歓迎のはずだ。
1週前追い切りは美浦・坂路コースで4ハロン50秒6、ラスト12秒0の好時計をマーク。最終追い切りも同コースで4ハロン53秒1、ラスト11秒7と鋭く伸びており、久々でも状態面に不安はないだろう。
今回、鞍上には新コンビとなる三浦皇成騎手を迎えることもプラスになりそうだ。
矢野調教師は『netkeiba.com』の連載コラム『今週のFace』にて、新コンビについて言及している。詳細については本サイトを確認いただきたいのだが、「オーナーと相談して決めました。別に田辺裕信騎手が合わなかったわけではないですが、長く休んだタイミングでもありますし、手を替えることで、これまでとは違った新しいジェネラーレウーノの顔を見ることができれば」と明かしている。
だが、近2走のレース内容が乗り替わりに影響しているという見方もある。
「これまで7戦続けてコンビを組んできた田辺騎手とコンビ解消となったのは、力を発揮できずに終わった菊花賞(G1)とAJCCに原因があるかもしれません。
菊花賞は逃げたジェネラーレウーノが超スローペースに落とし込み、最後は切れ味勝負になって9着。AJCCは2番手からレースを進めたんですが、逃げたステイインシアトルが超スローな流れを演出したことで、前走と同じように4着に敗れました。切れ味勝負はジェネラーレウーノにとって分が悪いので、不完全燃焼と言える内容でした。
今回、陣営が逃げ宣言をしているのは同じ轍を踏まないように、自ら流れを作るという作戦だと思います。矢野調教師が『難しい面もあるが、ジョッキーに任せたい』と話しているのは、三浦騎手への期待の表われに感じますね」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
23:30更新- 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
- C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
- 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
- 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
- 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
- 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
- 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
- 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
- ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
- 【ドバイゴールデンシャヒーン(G1)展望】「1年越し」リベンジかかるリメイク!兵庫の雄イグナイター、巨漢ドンフランキーらも虎視眈々
関連記事
JRA「回避」オールカマー(G2)フィエールマン「大目標ジャパンカップ」が危険のサイン!? 今秋のローテが昨夏の悪夢を呼び起こすか……
JRAコントレイルに“ボコボコ”も「恒例行事」!? 追い切り“惨敗”ステイフーリッシュにオールカマー(G2)激走気配
JRA【オールカマー(G2)展望】「仕上がりに疑問符」フィエールマンVS「中山巧者」ミッキースワロー! 1年8か月ぶりの皐月賞3着馬も虎視眈々
JRA有力馬「秋ローテ」サートゥルナーリア、6億円アドマイヤビルゴなど。オールカマー(G2)でフィエールマンVSカレンブーケドール!
JRA田辺裕信騎手「不完全燃焼」にアンカツも苦言……ジェネラーレウーノ得意の中山で繰り返された”負けパターン”に乗り替わりの声も