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松坂世代は「名球会」入会資格者なしで終わるのか…「衰えを感じた」楽天・久保が引退

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 また一人、松坂世代の選手がユニフォームを脱ぐ。楽天の久保裕也投手(40)は11月7日、今季限りでの現役引退を発表。同日、オンライン形式での引退会見を行った。

 久保は「18年の現役生活を終え、引退することを決意しました」と挨拶。「イーグルスに来て4年間、本当に思い切り野球を楽しむことができました」「いろいろな思い出がありますが、18年間野球を楽しむことができて、本当に幸せだったと思います。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

 引退の理由については、「なかなか結果を出せずに力の衰えを感じた」と説明。「イーグルスを最後の球団にすると決めてプレーしてきたので、迷うことなく引退を決めた」と語った。

 会見の最後には前日に引退試合を行った渡辺直人が花束を渡し、健闘をたたえ合った。

 沖学園高校から東海大学を経て2002年のドラフト自由枠で巨人に入団した久保は、主にリリーフとして活躍。2010年には球団史上最多の79試合に登板して8勝1敗、32ホールド、防御率2.77の好成績を残した。

 翌2011年にシーズン途中からストッパーに任命されると、8月には1勝、11セーブ、防御率0.63という圧巻の数字で自身初の月間MVPを受賞。最終的には67試合に登板して4勝2敗、21ホールド、20セーブ、防御率1.17とチームを支えた。

 一方でフル回転の代償か、同年11月には右股関節の修復手術、2012年5月には右肘の内側側副じん帯の再建手術を受けるなど、故障に苦しむ面も。2015年限りで戦力外通告を受けて横浜DeNAに移籍するも、2016年には再び戦力外となった。

 それでも現役にこだわった久保は2017年、楽天の春季キャンプに参加してテスト合格。27試合の登板で3勝1敗、6ホールド、防御率3.60と復活を果たした。

 同年オフに右第4、5指血流低下で手術を受けて育成再契約となるも、2018年5月に支配下登録復帰。25試合に登板して1勝0敗3ホールド、防御率1.71と安定した成績を残すと、昨季も勝ちパターンでの登板こそ少なかったものの、9月15日のオリックス戦では通算500試合登板を達成するなど22試合のマウンドに上がって2勝1敗2ホールド、防御率2.82と貴重な戦力として存在感を示した。

 開幕を2軍で迎えた今季は、7月30日のロッテ戦で2番手として初登板。今季初勝利を飾るも5試合に登板して1勝0敗1ホールド、防御率13.50と振るわず、8月15日に出場選手登録を抹消された。

 今季は「苦労人」と称される久保のほか、阪神の藤川球児、先述の渡辺直人と同世代が引退。これで松坂世代の現役選手は西武・松坂大輔、ソフトバンク・和田毅の2名となった。

 周知の通り、松坂世代は人材の宝庫といわれている。2007年、2008年と2年連続で本塁打王に輝いた村田修一、長きに渡って抑えを務めた永川勝浩、2010年に打点王を記録した小谷野栄一、2005年の最多勝、最優秀防御率、沢村賞など数々の表彰歴がある杉内俊哉など、記憶に残る多くの選手がいるが、意外にも名球会入りした選手は今のところ、ひとりもいない。最も近かったのが、藤川の日米通算245セーブだ。

 日米通算170勝の松坂は来季も西武と契約を結ぶ方針とのことだが、今季は7月に頸椎の手術を受けて1軍登板なし。和田は今季8勝1敗、防御率2.94、ソフトバンクが優勝を決めた10月27日に先発してリーグ優勝決定日の勝利投手としてパの年長記録を更新するも、日米通算143勝と、名球会の入会資格である日米通算200勝にはまだ及ばない。

 このまま入会資格者なしで松坂世代が途絶えてしまうのか。残る2人の躍動に期待したいところだ。

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