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阪神OB掛布雅之「重信君は分かっていませんね」“KY発言”に賛否、その裏に自身の苦い経験?

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 10日に行われた阪神対巨人の伝統の一戦。消化試合にもかかわらず、2万人を超えるファンが集まった。その理由は長年にわたって阪神のブルペンを支えてきた藤川球児の引退試合だったからだ。

 試合は阪神がまさかの貧打に泣き、1安打完封負け。恒例の“守乱”もあって、0対4で巨人に完敗を喫した。試合結果はともかく、ファンの注目は藤川がどのようなフィナーレを飾るのか、それに尽きる一戦だった。

 藤川がマウンドに登ったのは9回表。巨人はそれまでベンチを“温めていた”坂本勇人と中島宏之を続けざまに代打に送った。そして2者連続三振。そして迎えた3人目の打者が重信慎之介だった。ネクストバッターズサークルには主砲の岡本和真がいた。

「最後は三者三振か…。それとも四球で歩かせて、最後は巨人の主砲と対戦か……」といった空気が甲子園球場にも流れたことだろう。しかし、重信は2球目をあっさりと打ち上げセカンドフライ。藤川の現役幕切れはあっけなく訪れた。

「重信君は分かっていませんね。もうちょっとあるだろ」

 テレビ解説をしていた元阪神の掛布雅之氏のこの発言は物議を醸した。

「おそらく掛布氏は、藤川投手の最後を三振で締めくくってほしいという気持ちがあったのでしょう。しかし引退試合といえども、舞台は公式戦です。重信選手としても、日本シリーズに向けてアピールしないといけない立場。何とかヒットで出塁して、岡本選手につなげたかったはずです」(野球ライター)

 掛布氏の発言にネットもすぐさま反応。「空気読め」、「忖度三振の方が引く」、「掛布らしいわ。だから監督になれんのやろね」など辛辣なコメントが並んだ。

「その場で咄嗟に出た発言なので、仕方ない部分もあると思います。もしかすると掛布氏の脳裏には自身の引退試合のことがあったのかもしれません」(同)

 1988年に33歳という若さで引退した掛布氏は、自身の現役最終戦を超満員の甲子園球場で迎えた。対戦相手はヤクルト。マウンド上には外国人投手のギブソンがいた。第3打席まで凡打が続き、バットから快音は聞かれない。

 そして迎えた8回裏の最終打席。後にギブソンが「緊張した」と語ったといわれるその場面で、なんと4球続けてストライクゾーンに投げることができず。掛布氏の現役最終打席はあっけないストレートの「四球」に終わった。

 マウンドのギブソンをチラチラ見ながら一塁に歩いた掛布氏からは、「打って有終の美を飾りたかった」という悔しさがにじみ出ていた。今回取り沙汰された“KY発言”は、引退する藤川の姿と32年前の自身の姿がダブってつい出てしまったのだろう……。

 たびたび物議を醸す“日本式の引退試合”。消化試合といえども、公式戦でやる必要が本当にあるのか。翌年のオープン戦、もしくは最終戦の試合前にセレモニーとして行えば十分という意見もある。

 これを機に今一度、引退試合の在り方が議論されることを願う。

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