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パチンコ「語り継がれる名機」を完全網羅!「CRデジパチ大図鑑」にオールドファン歓喜

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 パチンコのCR機。その始まりは1986年、セントラル通商が発表した「エクストラシステム」といわれている。

 エクストラシステムは1枚1000円、発行店舗及び当日のみ有効のカードシステムで、同年5月に宮崎県で初導入。そのスマートさが評判を呼んで続々と企業が参入すると、1988年、業界へ警察庁から「全国共通カード」導入の打診があり、1992年8月、カードシステムと遊技機を一体化させたCR機が誕生した。

 CR機の大きな特徴は、確率変動と3段階設定付き。メーカーの顧客であるパチンコホールには大きな注目を集めたものの、当時は現金タイプの連チャン機が隆盛を極めていたことから、予想に反して苦戦を強いられた。

 そんな中、確変2回ループや電チュー確変などの新内規が施行。その新内規マシンとして1993年、西陣から『CR花満開』が誕生すると、強力な連チャン性で人気に火が付き、そのフィーバーぶりと出玉力は週刊誌でも取り上げられるほどであった。

 その後、現金機はメーカー団体による連チャン自粛、『ダービー物語』の調整に関する風適法違反での関係者逮捕などを横目に、CR機は平和の『CR黄門ちゃま2』、三洋物産の『CR大工の源さん』、竹屋の『CRモンスターハウス』などが登場。市場を一気に塗り替え、パチンコホールの主軸へと登りつめた。

 以降も幾度となく規制や緩和が行われた中、2018年には「6段階設定」など大掛かりな施行と共に、同年2月の検定試験後からはパチンコの頭文字が「P」に変更。これにより、CR機の時代は終焉を迎えた。

 約28年。マシンの総数は2,000台以上ともいわれているが、パチンコ・パチスロメディア大手のガイドワークスは12月17日、そんなCR機を完全網羅したフルボリュームの一冊「パチンコ必勝ガイド CRデジパチ大図鑑」を発売。オールドファンたちの間で、早くも話題を集めている。

 本書では、年代別のラインナップに加えて、人気ライター陣による、先述した黄門ちゃまや大工の源さん、モンスターハウスなどシリーズ機の解説も掲載。パチンココンピューターの略称である「パチコン」、デジタル回転を短縮できる「スキップ機」、豊丸産業の『CR餃子の王将』をはじめとする「変則デジパチ」についても触れている。

 付属DVDでは、かおりっきぃ☆、ゼットン大木らによる「爆裂CRデジパチタッグバトル」、安田一彦、バイク修二郎らによる「令和海物語バトル」、桜キュイン、ミネッチらによる「牙狼 極大クロニクルバトル」などを収録。珠玉の名作動画集とのことで、こちらもファンには垂涎ものであろう。

 価格は税込み7,777円。興味のある方はチェックしていただきたい。

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