阪神C(G2)ステルヴィオ「最大のライバル」はイタリア製の4輪駆動!? 自身のアイデンティティを懸けた「もう1つ」の戦い
2018年のマイル王ステルヴィオ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)にとって、2年ぶりの重賞制覇のチャンスが巡ってきた。
26日に阪神競馬場で行われる阪神C(G2)は、昨年のマイル王インディチャンプとの一騎打ちの様相。実績では後輩に軍配が上がるかもしれないが、レースのカギを握る1400m適性では、一日の長がある。
そんなステルヴィオにとって、目の前のレースで復活勝利を挙げることが最優先だが、そのさらに“向こう側”に自身の存在感を懸けた「もう1つの戦い」があるという。
「昨今の競馬ファンの多くはネット検索を使って、自分の興味のある馬の情報を見ることができますが、今『ステルヴィオ』で検索すると、どうしてもイタリアの名車アルファロメオ・ステルヴィオを扱ったホームページが優先的に表示されます。
アルファロメオが日本でも人気なのは理解できますが、馬の方のステルヴィオもG1ホースですし、なんとか落ちてしまった検索順位を取り戻してほしいんですが……」(競馬誌ライター)
ネット検索は、多くの場合「需要の高いページ」が優先して上位に表示される。したがって、ステルヴィオが低迷すればするほど、イタリアの名車が幅を利かせるというわけだ。ライター曰く、今では「ステルヴィオ 故障」と検索しても自動車の故障事例や修理屋の紹介ページばかりが表示されるという。
「今週の有馬記念(G1)に出走を予定しているキセキも、4人組ボーカルグループGReeeeNの『キセキ』と長年に渡る“一騎打ち”を続けていますね。どちらも根強い人気を誇っているため、キセキにはぜひ有馬記念を勝って名声をさらに高めてほしいです」(同)
とはいえ、これらは競馬ファンの勝手な主張でもある。逆に競馬にまったく関心がない人々からすれば、様々なワードで登場する競走馬たちの存在に辟易していることだろう。
ステルヴィオとキセキ、どちらもG1初勝利を飾ってから長いトンネルに入ってしまっている。今週末で前者にとっては約2年ぶり、後者に至っては約3年ぶりの勝利なるか。
復活勝利の先には栄誉と名声、そしてネット検索の“地位向上”が待っているはずだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
- 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
- C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
- 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
- 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
- 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
- ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
- 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【大阪杯】エフフォーリア、タイトルホルダー引退でも最強世代に存在感!1週前追い切りから豪快リハ…酒井学ステラヴェローチェに絶好チャンス
- 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
関連記事
阪神C(G2)インディチャンプは本当に「絶対的」な存在なのか!? 最強グランアレグリア不在で確勝期すも…… 最有力候補に意外な落とし穴
JRA【阪神C(G2)展望】インディチャンプ、久々1400m戦でも「負けるわけにはいかない」!? 堅実ステルヴィオにもチャンスあり!
【スワンS(G2)展望】アドマイヤマーズVSステルヴィオ、JRA京都競馬場「改修前最後の重賞」はマイルG1馬の一騎打ち!?
JRA京王杯SC(G2)川田将雅「好騎乗」もD.レーン「神騎乗」に屈す……「元相棒」ダノンスマッシュ猛追もステルヴィオは完敗2着
JRA川田将雅VSレーン「因縁」の京王杯SC(G2)!? “蜜月関係”復活へ「代打」ステルヴィオで猛アピール?