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JRA大阪杯(G1)M.デムーロにサリオス「継続騎乗」のチャンス!? 2021年騎乗なしの「絶縁」堀宣行厩舎との関係に光明
13日、中山競馬場で行われる中山牝馬S(G3)に、リリーバレロ(牝6歳、美浦・堀宣行厩舎)が出走予定。鞍上はM.デムーロ騎手で、これまで堀宣行調教師とは数々のタイトルを手にした名コンビである。
ドゥラメンテとのクラシック二冠や、キタサンブラックを破ったサトノクラウンの宝塚記念(G1)。昨年はマイルCS(G1)で有力馬のサリオスに騎乗するなど、非常に密接な関係にあった。
しかし、2021年に入ってからというもの、お互いの関係は完全に冷え切っている。最後の騎乗は2020年12月6日まで遡り、コンビは約3カ月半間も途絶えている状態だ。
2019年頃から徐々に成績を落とし、消極的な騎乗も目立ち始めているデムーロ騎手。昨年のマイルCSで5着に敗れたサリオスの騎乗には、ファンや関係者からも疑問の声が多く挙がった。
以前までデムーロ騎手に好意的だったと思われる元JRA騎手の安藤勝己氏ですら、「悔やまれるのはサリオスの位置取り」「自分から進んでくタイプやないで、掛からないんやから、あの枠引いたら押してポジション取らんと。瞬発力勝負でも外から一頭だけ差しとるし、全然力負けじゃない」と、自身のTwitterで強烈なダメ出し。これまで有力馬の騎乗を依頼し続けてきた堀調教師にも、なにか思うところがあったのかもしれない。
「昨年までは堀厩舎と良好な関係にあったデムーロ騎手ですが、今年は未だに騎乗がありません。やはり、思い当たるところでは昨年のマイルCSでの騎乗が影響しているのかもしれませんね。
マイルCS以降も堀厩舎の馬に騎乗することはありましたが、レインフロムヘヴン、エスコバルといった厩舎期待の2歳馬で惨敗。昨年最後の騎乗となったカフェカエサルも最下位に敗れたことで見限った可能性は否定できません」(競馬記者)
堀厩舎の管理馬では、中山牝馬Sのリリーバレロが久々の騎乗となるが、今回「復縁」となった経緯には、デムーロ騎手が騎乗を予定していた桜花賞(G1)4着馬クラヴァシュドールが14日の東風S(L)に回ったことがある。さらに、リリーバレロのハンデ52kgに騎乗できるジョッキーということで、今回の騎乗が決定したようだ。
「約3カ月半間ぶりに堀厩舎の管理馬に騎乗するデムーロ騎手ですが、クラヴァシュドールが除外対象だったことや斤量面の他にも、3場開催で騎手が分散していたこと、中山牝馬Sに堀厩舎が2頭出ししていることなど、様々な要素が重なったことが考えられます。この1鞍だけで完全に復縁したというのは、早計かもしれませんね」(同)
中山牝馬Sで堀厩舎が出走させる2頭はリリーバレロとサトノダムゼル。リステッド競走で2着の実績があり、以前までパートナーだったサトノダムゼルへの騎乗が決まったならまだしも、今回リリーバレロとは初コンビである。
リリーバレロは前走の京都牝馬S(G3)で11着と敗れており、『netkeiba.com』の予想オッズでも単勝15番人気と有力馬とはいえない状況。確かに、この1鞍だけで「復縁」とするには早いのかもしれない。
とはいえ、デムーロ騎手がチャンスを手にしたのも事実。ここで好騎乗を見せるようなら、大阪杯(G1)に出走を予定するサリオスの継続騎乗も見られるかもしれない。
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