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JRA「横山武史の法則」で日経賞(G2)勝利も、皐月賞(G1)エフフォーリアは当てはまらず!? 若武者の重賞4勝「共通点」とは

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JRA「横山武史の法則」で日経賞(G2)勝利も、皐月賞(G1)エフフォーリアは当てはまらず!? 若武者の重賞4勝の「共通点」とはの画像1

 27日、中山競馬場で行われた日経賞(G2)は、4番人気のウインマリリンが優勝。横山武史騎手が、通算重賞4勝目を挙げた。

 レースは15頭立ての芝2500m戦。まずまずのスタートを切ったウインマリリンは、鞍上の横山武騎手に促され、いつも通りの先行策をとった。

 これに外から覆いかぶさるように、ジャコマルがハナを主張。さらに外からダンビュライトも加わり、レース後「今日は内枠を引いていましたし、おそらくジャコマルとダンビュライトの2頭が行くだろうと思っていたので、その後ろで折り合えればと思っていました」と振り返った横山武騎手の思惑通り、ウインマリリンはインの3番手を追走した。

 それを見るように1番人気のカレンブーケドール、2番人気のワールドプレミアは中団後ろを進み、1000m通過は62.9秒というスローペース。3コーナーからワールドプレミアが外から捲り上げ最後の直線に入った。

 開いた最内を突いて抜け出したウインマリリンに、それをピッタリとマークしていたカレンブーケドール。外から差を詰めるワールドプレミアも加わり3頭の叩き合いとなったが、先に抜け出したウインマリリンが後続の追撃を凌ぎ切った。

JRA「横山武史の法則」で日経賞(G2)勝利も、皐月賞(G1)エフフォーリアは当てはまらず!? 若武者の重賞4勝の「共通点」とはの画像2

 レース後、横山武騎手は「いつもハミを取る馬なので道中はしんどかったですが、終いはよく伸びてくれましたね。前で粘るタイプですから、最後は残ってくれと思いながら追っていました」とコメント。半馬身差の接戦であったが、1、2番人気の2頭を退けての勝利は会心だったといえるだろう。

 横山武騎手が「自分にとって初めて重賞を勝たせてもらった馬。能力が高いのは分かっていたので、いい結果を出したいと思っていました」と語ったように、ウインマリリンにとってはこれがフローラS(G2)に続く重賞2勝目。重賞初勝利を挙げたパートナーで、自身の重賞4勝目を飾った。

 ウインマリリンとフローラSでクビ差の接戦をものにし、今回の日経賞(G2)でも後続の追撃を凌ぎ切った横山武騎手。今年は、2月の共同通信杯(G3)でエフフォーリアを勝利に導くと、3月の弥生賞(G2)でもタイトルホルダーで逃げ切り勝ちを収めており、その勢いは止まりそうもない。

 しかし、この重賞4勝にはある法則性があるという。

「日経賞で重賞4勝目を挙げた横山武騎手ですが、面白いことにその全てが『4番人気』での勝利なんですよね。これまで、重賞でも2、3番人気での出走もありましたが、4回全て馬券外に敗れています。

皐月賞でのエフフォーリア騎乗が決まっている横山武騎手ですが、前評判通りなら3番人気以内は間違いないでしょう。あくまでオカルト的な法則ですが、プレッシャーを感じず馬の能力を発揮する騎乗に期待したいですね」(競馬記者)

 記者も話すように、横山武騎手が騎乗するエフフォーリアは皐月賞に出走予定。共同通信杯では、毎日杯(G3)をレコードタイムで快勝したシャフリヤールに0.4秒差をつけて快勝しているクラシックの最有力候補だ。

 これまで3番人気以内での重賞挑戦は全て敗れている横山武騎手だが、1番人気での出走は皆無。仮にエフフォーリアが皐月賞で1番人気になるようなら、ジンクスを塗り替えるチャンスともなる。

 自身が持つ「重賞を4番人気でしか勝てない」という法則を打ち破ることはできるのか。皐月賞本番では、重圧に打ち勝つ騎乗に期待したい。

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