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JRA 武豊メイケイエールに「あの馬」と重なる次の可能性!? 2007年「第3の存在」が花開いた別路線に見出す活路

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「ジムで豊さんに会いました! 経過は良好で順調に回復してるみたいです」

 15日、池添謙一騎手が自身のTwitterで呟いたのは、右足の第2、第3、第4中足骨骨折という診断を受け現在リハビリ中の武豊騎手について。笑顔で写る武豊騎手の写真とともに、スポーツジムで遭遇したことを報告している。

 武豊騎手は、自身のホームページでも「ケガの回復は想像以上に順調です。医師、トレーナーの意見もよく聞いたうえでの見通しですが、5月1、2日の天皇賞ウイークからの実戦復帰を考えています」と綴っており、レジェンド騎手の復帰を楽しみにしているファンも多いことだろう。

 しかし、5月2日の天皇賞・春(G1)に出走を予定しており、武豊騎手が主戦を務めるワールドプレミアは、福永祐一騎手に乗り替わることが決定。「現時点での騎乗予定馬はゼロ。前週から調教にも乗るつもりでいるので、そこでアピールできるようにリハビリにさらに励んでまいります(7日現在)」とも綴っているように、復帰初週からのG1騎乗とはならないのかもしれない。

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メイケイエール 撮影:Ruriko.I

 注目は、その翌週5月9日に行われるNHKマイルC(G1)。武豊騎手が主戦を務める、メイケイエール(牝3歳、栗東・武英知厩舎)の出走があるかもしれないからだ。

 桜花賞(G1)では武豊騎手の骨折により横山典弘騎手が騎乗したが、制御が利かずにかかっての惨敗。これ以上の距離延長はなさそうなことからも、可能性としては大いにありそうである。

「そのレースぶりから、気性難と言われているメイケイエールですが、武英智調教師は『気性は本当にいい』と話していました。この馬が行きたがるのはレースだけで『(レースで)前にいる馬を全部抜かすのが、自分の仕事だと思っているようで……』と話している通り、やんちゃというよりは真面目過ぎる馬。ですから、逃がしてしまえば折り合いがつく可能性もあると思いますよ。

桜花賞では出遅れもありレースになりませんでしたが、これはかかっての結果です。阪神JF(G1)4着、チューリップ賞(G2)1着と1600mでも折り合いさえつけばこなせますから、NHKマイルC出走の可能性は十分にあるでしょうね。父のミッキーアイルも短距離で活躍した馬ですが、NHKマイルCやマイルCS(G1)というマイルG1を優勝していますから、距離については折り合い次第でしょう」(競馬記者)

 桜花賞で18着と最下位に敗れたメイケイエールは、向正面で外側に斜行し、ミニーアイルとソングラインの進路を妨害。向正面で銜(はみ)受けが不良となったことについて平地調教再審査が課されており、出走するためにはこれをクリアすることが条件となる。

 過去にはオルフェーヴルが2012年3月18日の阪神大賞典(G2)で、2周目の3コーナーで外側に逸走。その際にも平地調教再審査が課されているが、4月11日に合格し、4月29日の天皇賞・春(G1)へ出走している。

「オルフェーヴルの際も1カ月以内に再審査に合格していましたから、順調にいけば出走自体は可能だと思われます。ただ、逃げれば大丈夫とも言い切れない状況でもありますから、マイルからさらに距離短縮ということもあるかもしれませんね」(同)

 武豊騎手が主戦でかかり癖があるといえば、過去にアストンマーチャンがいた。

 2007年の桜花賞では中団に控えたアストンマーチャンだったが、レース途中から我慢し切れずに押し上げ直線で失速。2番人気ながら、3番人気ダイワスカーレット、1番人気ウオッカの優勝争いから大きく離された7着に敗れている。

 復帰戦となったのは、4カ月後の1200m戦・北九州記念(G3)。6着と敗れたアストンマーチャンだったが、続くスプリンターズS(G1)を優勝してスプリンターとして花開いた。

 アストンマーチャンと同じく、かかり癖という課題のあるメイケイエールにも様々な可能性は残されている。武豊騎手ともども、復帰後は大舞台での活躍に期待したいところだ。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。

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