真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ

JRA京都新聞杯(G2)アドマイヤビルゴの「二の舞」でルペルカーリア&レッドジェネシスは余裕の“消し”!? 本命は“展開利”見込める超大穴【八木遊のフォーメーション馬券予想】
8日(土)、今年は中京競馬場で京都新聞杯(G2)が行われる。
先週の青葉賞(G2)は3着馬まで印を回していたが、勝ったワンダフルタウンを「×」にとどめていたため、惜しくも的中とはならなかった。今週の3歳重賞は少頭数ながら、波乱含みとみて攻めの予想を展開していきたい。
まず、上位人気が予想される友道康夫厩舎のルペルカーリアとレッドジェネシスはそろって“消し”という判断を下した。もちろん素質馬2頭のワンツーとなる可能性もあるが、それぞれ少なくない不安要素を抱えている。
母がシーザリオということでデビュー前から注目度の高かったルペルカーリア。その血統背景から、今回も過剰人気になるのはまず間違いない。
気になるのは父モーリス産駒の傾向だ。前走から中6週以下というやや詰まったローテーションの時は勝率が9.1%。一方、中7週以上の時は17.4%と2倍近くに跳ね上がる。間隔を空ければ空けるほど、好走率は高くなる。
ルペルカーリア自身も未勝利勝ちは4か月ぶりのレースだった。今回は4着に敗れた毎日杯(G3)から中5週と凡走パターン。最終追い切りがポリトラックというのもマイナス材料とみる。
そのルペルカーリアと人気を分け合うことが予想されるレッドジェネシス。前走のゆきやなぎ賞(1勝クラス)は強い勝ち方だったが、こちらは逆に間隔を詰めたほうがいいタイプ。これまで挙げた2勝は、中1週と中2週というローテーションだった。
今回は中7週とやや間隔を空けての一戦で、厩舎スタッフは「トモの甘さや体の緩さが残る現状。気性面でも集中してなかったりとムラがあります」と不安を隠さない。名門・友道康夫厩舎は昨年1番人気で4着に敗れたアドマイヤビルゴを含めて、これまで8頭をこのレースに送り込んでいるが、「0-0-0-8」とまったく結果が出ていない。
友道厩舎が誇る実力馬2頭がそろって着外に飛ぶ可能性も十分あるとみる。
そこで「◎」に抜擢したいのが、未勝利戦を勝ったばかりで人気薄が予想される5枠5番ブレークアップ(牡3歳、美浦・黒岩陽一厩舎)だ。
昨年10月にデビューしたが、2戦続けて1秒以上離されての大敗を喫した。しかし、今年1月の3戦目で一変。9番人気ながら、後方待機から4角で先頭に並びかけるマクリの競馬で2着に好走した。続く4戦目は今回と同じ中京2200mで後方から上がり最速の末脚を繰り出し3着。そして、前走は内枠を活かして逃げると、後続に3馬身半差をつけ勝ち上がった。
今回は他に逃げたい馬は見当たらず、ハナを主張する可能性は高い。セオリー通り、人気薄の逃げ馬から大穴を狙いにいく。
鞍上の団野大成騎手にとっては1月の日経新春杯(G2)でショウリュウイクゾを勝利に導き、重賞初制覇を飾った縁起のいいコース。また、先月の福島牝馬S(G3)を伏兵ディアンドルで逃げ切るなど、その手腕には定評がある。テン乗りとなるが、作戦は一つ。思い切った騎乗で直線どこまで粘れるか。
PICK UP
Ranking
23:30更新JRA 武豊で3年間「未勝利馬」が一変、藤田菜七子「G1制覇」のチャンスも…今春G1“主役”の結果は【2022年上半期『GJ的』7大ニュース】前半戦
JRA今村聖奈「先約破棄」でテイエムスパーダ騎乗の謎……CBC賞(G3)重賞初騎乗Vチャンス到来も、自厩舎馬からまさかの乗りかえ
JRA 武豊「繰り返された愚行」、単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然…トウカイテイオー「最後の希望」、独走する今村聖奈の秘密【『GJ的』7大ニュース】後半戦
- JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
- JRAエピファネイア産駒の「早熟説」はどこまで本当なのか!? キズナとの比較に明白な違い…エフフォーリア、デアリングタクトに「反証」の期待
- JRAアイドルと現役最強馬を産んだ「偉大なる母」が5年ぶりの受胎! 交配相手は故・岡田繁幸氏が絶賛した血筋を引く新種牡馬
- 宝塚記念(G1)元JRA藤田伸二氏、田原成貴氏が揃って「大失敗」を指摘!? エフフォーリア陣営の迷走、元騎手だからこそ「疑問視」した違和感
- JRAエフフォーリアがコケても「信頼度」は揺るがない!? ディープインパクト産駒もついにラストクロップ…ロケットスタートで政権交代を猛アピール
- JRA凱旋門賞(G1)武豊ドウデュースに「想定外」の大誤算!? 現役最強に名乗り、タイトルホルダーにあって「惨敗組」になかったものとは
- JRA横山武史の「おさがり」から天敵に格上げ、タイトルホルダーが暴露したエフフォーリアの弱点…ライバル2頭が激突する秋の舞台は?
関連記事
JRA【京都新聞杯(G2)展望】武豊ディープモンスターVS福永祐一ルペルカーリア! 日本ダービーでエフフォーリアに挑戦状を叩きつけるのは
JRA 日本ダービー(G1)「出走ボーダーライン」急上昇!? 武豊ディープモンスター「想定外」の京都新聞杯(G2)へ……あの素質馬は無念の「除外」濃厚に
JRA古川奈穂ら新人騎手だけじゃない!? すでに全厩舎が勝利達成した“即戦力”揃いの新規開業厩舎を徹底分析!!
ゴールデンウィーク明けの「最終レース」に波乱の法則!? 今週の高額万馬券狙いレースはコレだ!
JRA「粗暴な行為」岩田康誠にまるで復帰祝い!? 前代未聞「幅寄せ」事件からわずか2週間、一般社会と感覚異なる豪華ラインアップ