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JRA シャフリヤール「鬼の居ぬ間」に神戸新聞杯(G2)も前途多難!? 注目集まるエフフォーリアとの再戦、 鞍上問題解消は兄アルアインが敗れた菊花賞?それとも?

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シャフリヤール JBISサーチより

 16日、サンデーサラブレッドクラブの発表によると、今年のダービー馬シャフリヤール(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が、9月26日に中京競馬場で開催される神戸新聞杯(G2)で秋の復帰戦を迎えることが分かった。

 同馬は現在、滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧中。鞍上には引き続き福永祐一騎手を予定している。

 先日は日本ダービー(G1)でハナ差10cmの激戦を演じた相手のエフフォーリアが、菊花賞(G1)の回避を表明し、秋は中距離G1を目標に調整することが発表されたばかり。最大のライバルが菊花賞にいないということもあり、シャフリヤールにとっても負けられない舞台となるだろう。

 その一方、優勝したからといって勝ち馬が必ずしも、菊花賞に向かうとは限らないのも近年の神戸新聞杯の傾向だ。

 昨年の勝ち馬コントレイルは、陣営が長距離適性に疑問のある中、無敗三冠の栄誉を優先して出走するも、伏兵のアリストテレスにクビ差まで詰め寄られるシーンもあった。見事に勝利を収めたものの、父ディープインパクトに続く無敗三冠が懸かっていなければ、おそらく出走していなかっただろう。

 その前は2017年のレイデオロ、18年ワグネリアン、19年サートゥルナーリアが3年連続で菊花賞を回避。3着以内に入った馬に対して優先出走権が付与される菊花賞トライアルながら、出る気のない馬がラスト一冠に懸ける馬のチャンスを奪う格好となった。

 ただ、エフフォーリアという「鬼の居ぬ間」にといった感じのシャフリヤールにはまた別の事情もある。菊花賞に出走しない場合、秋の中距離G1で大目標とされるのは天皇賞が最有力だが、こちらには福永騎手が主戦を務めるコントレイルが出走を予定している。

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 陣営によると、コントレイルは天皇賞1本に絞って、何もなければジャパンC(G1)、有馬記念(G1)という話が出ているため、海外のレースにでも行かない限り、いずれは2頭の主戦である福永騎手の鞍上問題が発生してしまう。天皇賞を使うサートゥルナーリアのケースでも、ジャパンCを使うレイデオロのケースでもこれは避けられなかった。

 菊花賞に使われる見込みの薄い神戸新聞杯は、シャフリヤールにとって相手関係が楽ではあるが、仮に菊花賞に出走したとしても距離延長を歓迎できるのかとなると微妙かもしれない。

 周知の通り、同馬の血統はアルアインの全弟だが、兄は本質的に中距離馬。17年の菊花賞に出走し、2番人気の支持を集めたが最後の直線で脚が止まってキセキの7着に完敗。その後は徹底的にマイルから中距離が選ばれたように、陣営は長距離を使わなかった。同じ血統のシャフリヤールにとってもこれは軽視できない事実だろう。

 菊花賞に出走しても距離の不安、中距離G1を目指しても鞍上問題にエフフォーリアとの再戦も濃厚。いずれにしても、神戸新聞杯後のシャフリヤールにとっては、前途多難な秋となることが、間違いなさそうだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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