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JRA早過ぎるリーディング陥落に「騎乗停止」が決定打!? “夏の珍事”はまるでツインターボVSディープインパクト、大穴が武豊と僅差の大健闘も二強に落ち着いた函館開催

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JRA早過ぎるリーディング陥落に「騎乗停止」が決定打!? 夏の珍事はまるでツインターボVSディープインパクト、大穴が武豊と僅差の大健闘も二強に落ち着いた函館開催の画像1

 7月から始まった夏の函館開催もはや5週が経過。今週末の開催を終えれば、札幌開催へバトンタッチとなる。残すところ1週となった函館のリーディング争いもそろそろ終盤を迎える。

 最有力と見られていたのは、全国リーディングトップを独走するC.ルメール騎手だが、暑さが大の苦手なことでも有名。チャンスを求めて“皆勤賞”を続ける他の騎手とは対照的に夏休みを満喫していたが、復帰早々にテルツェットでクイーンS(G3)を制し、トップジョッキーの貫録の違いを見せた。

 勤勉過ぎるといわれる日本人騎手とは違い、“戦闘モード”のオンとオフを見事に使い分けたのは、仕事に追われる現代社会に一石を投じる結果だったといえる。

 現在の函館リーディングは、休みなく騎乗していた横山武史騎手が13勝で首位。ルメール騎手は夏休みがありながらも2勝差の11勝で2位につけており、最終週でも2人の争いに落ち着きそう。

JRA早過ぎるリーディング陥落に「騎乗停止」が決定打!? 夏の珍事はまるでツインターボVSディープインパクト、大穴が武豊と僅差の大健闘も二強に落ち着いた函館開催の画像2

 そんな2人の二強と見られていた下馬評を覆して、前半の函館リーディングを独走していたのが大野拓弥騎手。2週の開催を終えた段階では勝率30%を超える絶好調で7勝を挙げて首位を独走。スタートダッシュに失敗したライバルを圧倒する好成績で存在感を見せていた。

 しかし、それ以降の勝ち星が伸び悩んだ大穴騎手の快進撃は長続きしなかった。18日の開催終了時には、ルメール騎手にあっさり並ばれて8勝止まり。2着の差で首位を明け渡してしまったのである。

 そしてルメール騎手の騎乗がなかった24日と25日には、横山武騎手が4勝を上乗せして11勝の単独首位に浮上する。先週の開催終了時には前述の通り、函館のリーディング争いは、関東の若手有望株VS絶対王者の構図となりそうだ。

 エージェントを同じくする横山武騎手の巻き返しは、騎乗馬を取り合う格好の大野騎手にとって苦しい状況だが、苦戦を象徴する決定打となったのは7月31日に行われた土曜函館の最終レースか。

 ピクトルテソーロに騎乗した大野騎手は、最後の直線コースで外側に斜行してミッションレールの進路を妨害し、8月14日から22日までの騎乗停止処分が下された。

 現行ルールでは翌々節からの発効となるため、最終週の函館での騎乗は何とか可能という救いはある。とはいえ、リーディング奪取がほぼ絶望的な現状の上、騎乗停止により今度はスタートダッシュどころか大出遅れでのスタートが決まったのは痛恨の極みだろう。

 大穴が開幕早々大逃げを決めながら最後の直線を待たずに失速し、差し脚を伸ばした大本命2人に交わされた大野騎手。“夏の珍事”というには少々失礼かもしれない。

 その一方で、抜群のスタートから後続との差を大きく広げ、最終コーナーを待たずに捕まり、大本命に並ぶ間もなく交わされる失速は、まるでツインターボVSディープインパクトが同じレースで対決したかのようだった。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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