真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ

JRAマヤノトップガンもびっくり!? 「ウマ娘」効果なくとも“誰も止められない”母がアクセスランキングで突如ぶっちぎり1位の謎
株式会社ネットドリーマーズが運営する競馬の総合ポータルサイト『netkeiba.com』。レース情報に加え、日々の競馬ニュース、一流騎手同士の対談コラムや動画など充実した内容で、利用している競馬ファンも多いだろう。
最大の魅力の一つが「データベース」ページの充実度だろう。現役馬はもちろん、過去の名馬、数百年前の繁殖牝馬など実に50万頭以上をデータベース化。そんなデータベースページに「みんなの競走馬ランキング」というコーナーがあり、サイト内でのアクセス数を基にランキング形式で発表している。
確認可能なのは月間、週間、そして昨日の3種類。たとえば14日時点では、月間ランキングは7月全体、週間ランキングは8月2~8日の期間、そして昨日のランキングは前日の8月13日のアクセス数をランキングで見ることができる。
週間ランキングを見てみると、1位メイショウムラクモ、2位アメリカンシード、そして3位タイムフライヤーと言った具合に、今月8日に開催された2重賞の出走馬が上位を占めていた。
一方、月間(7月)と昨日(8月13日)のランキングには不思議な現象も……。
7月の月間1位は1995年の有馬記念などG1を通算4勝したマヤノトップガン。24万以上のアクセス数を稼ぎ、2位コリエンテス(約12万)に2倍近い差をつける圧勝だった。
しかし、名馬の1頭とはいえ、20年以上も前に引退した馬が1位というのも妙だ。7月にマヤノトップガンが何か大きな話題になったわけでもなさそうである。
「実は、マヤノトップガンがサイト内で多くのアクセスを稼ぐ現象は今年の年始あたりから続いていて、これはTVアニメの『ウマ娘』の影響が大きいと言われています。
年初の放送でトウカイテイオーを主人公としたストーリーが展開されましたが、その時にトウカイテイオーと相部屋になっていたのがマヤノトップガンでした。ただし、“主役”のトウカイテイオーを差し置いてマヤノトップガンだけが、その後も常にアクセス数ランキングで上位に入っています」(競馬誌ライター)
今年の日本ダービー(G1)直前にはエフフォーリアを押さえて1位に輝いた日もあるなど、一部では「原因不明」とも噂されているが真偽は不明だ。
そんななか、今月13日のアクセス数トップに輝いたのがネーラペルレ。
1日のアクセス数は約1万4000。2位のデュガ(約8300)に2倍近い差をつけたネーラペルレ。2011年生まれの10歳牝馬で14年から15年にかけて現役を過ごし、9戦1勝で引退したごく“普通”の馬である。
13日にアクセス数が急増した理由は不明だが、唯一考えられるのが2歳の産駒ダレモトメラレナイ(牝2歳、美浦・竹内正洋厩舎)が今月上旬に美浦に入厩したことくらい。ただし、母娘ともに、専門紙などで大きく取り上げられたというわけでもなさそうだった。
時折発生する『netkeiba.com』内の謎のアクセス数増加。この現象は「誰も止められない」のだろうか。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
PICK UP
Ranking
17:30更新今村聖奈「クレーム騒ぎ」であわや取材拒否!?先輩騎手が助け舟の裏事情
JRA元クラシック候補が不可解な動き? C.デムーロが絶賛した逸材が関屋記念へ! 28年ぶりVにオールドファン大歓喜【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
【関屋記念(G3)予想】ダノンザキッド、スカイグルーヴは切り!新潟平坦コース向きの穴馬を発見!
- 失意の5億円馬「連勝街道」で菊花賞へ!? 3馬身圧勝デビューの大器に逆襲の予感
- JRA今村聖奈の36万馬券も超簡単!? 関屋記念に2003年以降「19年連続」の法則
- JRA日本ダービー(G1)3着アスクビクターモア妹が武豊騎手でデビュー! サイレンススズカ「コンビ」が描く新たな夢
- 元クラシック候補が武豊とコンビ解消!?不可解な路線変更と名門厩舎の後悔
- 初登場で重賞ゲット「武豊フィーバー」に新潟が沸いたエイシンガイモンの記憶
- 【小倉記念(G3)予想】良血ジェラルディーナと3歳馬ピースオブエイトは切り!持ち時計のある小倉巧者に注目!
- JRA藤田菜七子「最後の砦」も陥落寸前、独走する今村聖奈は何が違うのか…快進撃の裏に英才教育を施した「大物騎手」の存在
関連記事
JRA 武豊「大魔神」と新タッグ! 春クラシックでコンビの世界的良血馬&重賞ウイナーではなく、あえて「1勝馬」に騎乗する真意とは?
JRA川田将雅・鮫島克駿・浜中俊、リーディング争いの本命は…今年最後の小倉開催に「九州戦士」が集結!
先週は5戦で馬券圏内100%! バージョンアップした「福永コロガシ」で判明した今週勝負の4レースとは?
ハルウララ2世VSトウカイテイオー最後の産駒の行方!? 武豊「あの2歳馬」を改めて大絶賛! シャフリヤール「菊花賞」で競馬界最大の謎に挑戦?【週末GJ人気記事総まとめ】
JRA「17年間継続中」の関屋記念の法則とは!? 新潟競馬場のルーツは、まさかの「直線」コースにあった?