毎週末の夕方に「全財産が無くなる」!? パチンコ業界の重鎮が開店プロの「剛の者」を紹介!
当サイトでは以前、大御所ライターのヒロシ・ヤング氏が自身のYouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る」で開店プロの実態について触れたことをお伝えした。
その名の通り、開店プロとは新装開店のホールを狙い打つ集団で、ヤング氏や、同じく業界の重鎮・大崎一万発氏もかつては所属。メンバーは大崎氏の所属時で200人、ヤング氏の所属時で150人ほどいたそうで、インターネットがなかった当時、新装開店の情報はそれぞれのエリア担当が入手して事務所に連絡していたという。
今とは違って、パチンコがややアンダーグラウンドな時代。当然、開店プロのメンバーも特殊な人々が多く、先のYouTubeチャンネルで新たに公開された動画では、そんな開店プロの剛の者たちを紹介し、大きな反響を呼んでいる。
そもそも開店プロの多くは本名を名乗っておらず、「今月から、名前違うから」といったパターンもあったそうで、そんな中の1人は大の競馬好き。パチンコでは「めちゃくちゃ稼いでいた」ものの、毎週日曜日の夕方5時には「全財産が無くなる」生活を繰り返していたそうで、ヤング氏は「それでも最低限の種銭は残していたんだろうな」と笑いながら振り返っている。
これに対して動画にゲスト出演した大崎氏は、「基本はその日暮らし。先のことを考えてない」と開店プロの思考を解説し、「明日起きて打ちにいけば金になるんだろ」と「のんきな発想の人ばかりだった」とも。ヤング氏も開店プロの人々を「The・キリギリス」と称し、それ故「家を借りていない人もいた」そうだ。
一方、中には「セコいやつ」もいたそうで、新装開店の状況報告でウソをついたり、状況報告を入れない者も。後者についてはグループ内で「しんねこ」と呼ばれていたそうで、このしんねことは、男女が人目を避けて仲良く語り合うことを意味する「しんみりねっこり」から転じて、他人に内緒でコソコソやっていることを指す意味だという。
また、今では一般的に使われる「ノリ打ち」とは開店プロ発祥の言葉だそうで、先輩メンバーには自分がダメだった時などに、いきなり「今日はノリな」と出た後での「後ノリ」を指示する者も。大崎氏も「恐怖の後ノリ」と苦笑いし、「そんなズルいこと、あります」と当時の理不尽ぶりを回想している。
このほか、開店プロ内では玉の共有などホールのルール違反が公然と行われていたそうで、ヤング氏は、その点について謝罪。ただ、「パチンコのおかげで今日があることは自覚している」とし、何かしらの形で「恩返しできたら」とも続けている。
これだけでも濃い内容だが、当記事でピックアップしたトピックは、ほんの一部である。もっと詳しく知りたい方は、是非とも動画をチェックしていただきたい。
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