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JRA「デアリングタクトの屈辱」から半年、またも許した大波乱……アンカツ「してやったりの展開」松若風馬「先行したいと思っていた」は当然の話?

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 三度、繰り返された。19日、中京競馬場で行われたローズS(G2)は、夏の上がり馬アンドヴァラナウト(牝3歳、栗東・池添学厩舎)が勝利。春の実績馬を蹴散らし、秋華賞(G1)の有力候補に急浮上した。

 ただ、前走で1勝クラスを勝ち上がったばかりとはいえ、アンドヴァラナウトは4番人気。3着にも1番人気のアールドヴィーヴルが格好をつけている。

 そんなほぼ“実力通りの結果”でも三連単が10万馬券を超えたのは、2着に12番人気のエイシンヒテン(牝3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)が粘り込んだからだ。

「ゲートもスムーズでハナに行こうと思いました。あとは何とかしのいでくれと――」

 今年3月の金鯱賞(G2)、中京競馬場で起こった衝撃的なレースを記憶しているファンは少なくないはずだ。

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 単勝1.4倍と断然の主役だったのはデアリングタクト。誰もが前年の三冠牝馬の勝ちっぷりに期待したはずだったが、まさかの2着……それもよりによって、まんまと逃げきったギベオンは単勝227.3倍という最低人気だった。

 競馬において、人気薄の逃げ馬が最後まで粘ることは特別珍しいわけではない。超人気薄のギベオンの逃げ切りは、鞍上の西村淳也騎手の言葉と共に大きく報じられたものの「そんなこともある」というのが大方の見解だろう。6月の鳴尾記念(G3)で、約3か月ぶりに中京の芝2000mで重賞が行われた時には、すっかり忘れていたはずだ。

「他に行く馬がいれば行ってもらって『その後ろでも』と考えていました。ゲートも速かったですし、特に主張してくる馬もいなかったので……」

 そんな坂井瑠星騎手の言葉と共にまんまと逃げきりを決めたのは、8番人気の伏兵ユニコーンライオン。後に宝塚記念(G1)で2着する実力馬だが、この時点では重賞初勝利。レース後「金鯱賞のギベオンに続き、またしても……」と自身の馬券を後悔したファンは「今度こそ」と誓ったはずだ。

 そして、迎えたこの日のローズS。中京の芝2000mで重賞が行われるのは、6月の鳴尾記念以来、約3か月ぶりである。

 だが、事前に「ハナへ行った時の方が(ハミが)抜ける感じがあるし、先行力を生かす形になると思う」と“逃げ宣言”まで飛び出していたエイシンヒテンは、18頭中の12番人気という超人気薄……果たして2着という結果に、どれだけの競馬ファンが歓喜できただろうか。多くのファンが三度、脱力させられたのは想像に難しくない。

 レース後、鞍上の松若風馬騎手が「先行したいと思っていた」とコメントすれば、元JRA騎手の安藤勝己氏も自身のTwitterで「マイペースでエイシンヒテンにはしてやったりの展開」と、逃げがハマったことを強調している。

 次に中京の芝2000mで重賞が行われるのは、約3か月後の12月の中日新聞杯(G3)。今度こそ……今度こそ「逃げ馬」の存在を記憶しておきたい。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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