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パチンコ業界「初のタイアップ機」は、まさかの…

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 10月にアムテックスから『Pうまい棒4500から10500V1』という機種がリリースされるが、そう言えば『うまい棒』は過去にパチスロもあったことをふと思い出した。

 2009年にエマからリリースされた5号機『うまい棒V』だ。それ以前にもエマは4号機『ペガッパ』で駄菓子の『よっちゃんいか』パネルや『イミソーレ30』でも『チョコバット』パネルを販売しているが、この辺りは非常に変わり種の楽しいコラボと言えるだろう。

 当時は「エマから『よっちゃんいか』のパチスロがリリース!?」と聞き、耳を疑った記憶がある。既にタイアップ機が当たり前ではあったが、過去にはなかったタイアップだったからだ。

 今でこそ『すしざんまい』、『餃子の王将』、『ソフトオンデマンド』など企業とのタイアップ機も存在する。ただ16、17年前の当時では非常に珍しい試みだったのである。

『よっちゃんいか』も『うまい棒』も非常に知名度が高く人気定番の駄菓子ではあるが、そのタイアップ機により一層認知度を高めたのは間違いないだろう。

 そろそろ本題に入らせていただくが、今回はタイアップ機の歴史について少々ふれてみたいと思う。

 パチンコ業界初のタイアップ機として一般的に認知されているのは三共が1992年に販売したハネモノ『オロチョンパ』。 芸人の『河内家菊水丸』とのタイアップ機で彼の歌う楽曲も取り入れられていた。

 しかし、厳密に言えば同じ1992年2月に日活興業(現NET)からリリースされた3号機『スペーススペクター』というパチスロ機のBIGボーナスサウンドに人気映画『スターウォーズ』のテーマソングを取り入れたのが初めてだと言われている。

 楽曲だけのタイアップとなるが決してそれまでのようなオマージュ等ではなく、正式にJASRACの使用許可を得たものだった様子。これが初めてのことだったらしい。 

 しかしその楽曲は、有名なサビ部分が繰り返し流れるというものだった。そのため、初めて聴いた人は「それまでにもよくあった無許可のもの?」等と思ったかもしれない。

 パチスロはそれ程でもなかったが、それまでのパチンコ機といえばオマージュと言えば聞こえは良いが…明らかに何らかのキャラクターを模倣したものや、聴いたことのある楽曲を使用した機種が当たり前のように存在したのである。

 中には「おいおいこれは流石にマズいのでは!?」「もろパクリじゃないの!?」と思ってしまうレベルのものも、普通にまかり通っていたという印象だ。

 ちなみにこのスペーススペクターのスターウォーズの楽曲は、兄弟機だった『スペースバトル』でも使用されている。ただ許認可関係の差で、「ホンの少しだけ早くホールデビューしたスペーススペクターが『初』という扱いになっている」と囁かれているのだ。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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