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JRA菊花賞「データ壊滅」だから使えるサイン馬券!? ステラヴェローチェに42年ぶりの邂逅、相棒の超人気薄に激走気配ムンムン

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 24日の菊花賞(G1)は1979年以来、42年ぶりに阪神競馬場で行われることが話題になっています。

 同じ3000mとはいえ、3コーナーに淀の坂を持つ京都と、最後の直線に急坂が待っている阪神ではまるで異なる舞台。近年の傾向を元に予想されているデータ派のファンは頭を悩ませていると思います。

 阪神3000mと言われてパッと思いつくのが伝統のG2・阪神大賞典。しかし、今回の菊花賞のようにフルゲートでなければ、同世代の争いでもなく、ましてや天皇賞・春(G1)前哨戦という位置づけのレースですから、さすがに同じデータが通用するとは思えません。

 そこで振り返ってみたいのが、同じクラシック最終戦が行われた1979年の菊花賞。今回のように京都競馬場の改修工事のため、阪神で代替開催が行われましたが、ハシハーミットという馬が勝っています。鞍上は若き(24歳!)河内洋(現・調教師)さんでした。

 もちろん、その時のデータが使えるというつもりはありません。当時の阪神には名物の坂もありませんでしたし、走っている馬の血統やレースの仕様も完全に別物。データとしても古すぎて参考にはならないでしょう。

 ただ、この時の菊花賞は「同じ調教師と馬主」の組み合わせが1、2着という非常に珍しいレースでした。

 つまり勝ち馬のハシハーミットと、ハシクランツは同じ内藤繁春厩舎の所属馬で、「ハシ」を冠名に持つシンザンクラブの所属馬でもあったわけです。ちなみに内藤調教師は、1991年の有馬記念(G1)で世間をアッと言わせたダイユウサクの調教師さんとして有名な方です。

 そのダイユウサクですが、世間を驚かせた有馬記念の前には阪神競馬場新装記念というオープンに出走していました。文字通り、阪神競馬場の新装を祝したレースで、阪神に名物の急坂が設けられたのもこの時の改修になります。

 話が逸れてしまいましたね。「同じ調教師と馬主」の組み合わせが1、2着という結果に終わった前回の阪神・菊花賞から42年、実は今年の菊花賞にも「同じ調教師と馬主」の組み合わせの馬がいます。ステラヴェローチェとヴェローチェオロを送り込む、須貝尚介調教師と大野剛嗣オーナーです。

 ステラヴェローチェの説明は、もはや不要でしょう。皐月賞馬エフフォーリアとダービー馬シャフリヤールがいない中、春の二冠で共に3着と頑張った本馬。トライアルの神戸新聞杯(G2)も勝ちましたし、1番人気が濃厚な最有力馬です。

 一方のヴェローチェオロは前走で2勝クラスを勝ち上がったばかりですが、重賞には3度出走していずれも5着という堅実な馬。同世代のトップクラスには一歩及ばない印象ですが、スタミナ勝負になれば父の菊花賞馬ゴールドシップが光ります。『netkeiba.com』の事前予想では11番人気とのことですので、ステラヴェローチェとの組み合わせでも十分に好配当が見込めそうですね。

 ちなみに1979年の菊花賞では、勝ったハシハーミットこそ5番人気の有力馬でしたが、2着ハシクランツは11番人気の穴馬でした。果たして歴史は繰り返されるのか、もし“須貝&大野丼”で決まったら作戦?バッチリということに。

 いつものデータが通用しないのなら、こんなサインに頼ってみてもいいかもしれません。

(文=藤田ハチ子)

<著者プロフィール>
 藤田菜七子騎手のデビューと同時期に編集部デビュー。2日遅れだったことで「ハチ子」と命名される。以来、渋谷の忠犬ハチ公像にどこか親近感を覚える。法則、オカルト好きでTOCANA愛読者。毎年、日本ダービーで1枠からの流し馬券を買うのが恒例行事。

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